10月より新BS開局で22chに。“ぶっちゃけ すごいBS!”

-共同キャンペーン開始。「BSマン」も登場


発表会に登壇した各放送事業者の代表と、新キャラクターの「BSマン」

 社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)と、10月1日からの新たなBS放送を開始する8事業者(12チャンネル)は20日、各チャンネルの編成内容などを紹介する「パワーアップBS! 新チャンネル開局記者発表会」を開催。各社の代表者が登壇し、それぞれの魅力についてアピールした。

 既報の通り、現在のBSデジタル放送12チャンネルに加え、10月からは8つのハイビジョンチャンネルが放送開始。WOWOWやスター・チャンネルがハイビジョン3チャンネル編成になるほか、J sportsなどの一部チャンネルが有料放送としてBSに参入することで、計24チャンネル(放送大学のラジオ/ウェザーニュースのデータ放送含む)となる。さらに2012年3月には、新たに加わる7チャンネルを合わせた計31チャンネルに拡充する。

BSチャンネル拡大のスケジュール現在のBS放送チャンネル2012年3月までに増えるチャンネルを合わせると31chに

 

キャッチフレーズは「ぶっちゃけ すごい BS!」

 10月からの新編成を前に、BSに新たなキャッチフレーズとキャラクターが決定。キャッチフレーズは“BS”の文字に掛けた「ぶっちゃけ すごい BS!」で、「一見、若年層向けの言葉にきこえるが、『元気で、勢いのある、そしてパワーアップしたBS』を訴求するための、力強いフレーズ」としている。

 また、新キャラクターである「BSマン」も登場。「あらゆるチャンネルを駆使し、あらゆるターゲットを楽しませることができるスーパーヒーロー」だという。アニメや着ぐるみで新BSをアピールし、声はケンドーコバヤシが担当する。

 このキャンペーンでは、TVスポットや雑誌、特設サイトなどで展開。会場では、BSマンを起用した新CMも披露された。

キャラクターの「BSマン」顔の部分の画面で各チャンネルをPRすることもあるというケンドーコバヤシが声を担当。BSのチャンネルが増えることについて、「レギュラー番組を1チャンネルに1番組ずつ、31本くらいは持てたらいいというのがささやかな望み」とコメント
キャンペーンのCM展開など雑誌広告のイメージCMも披露された


■ WOWOWやアニマックスなどが編成を紹介

 WOWOWは、24時間映画専門の「WOWOWシネマ」、音楽ライブなどの「WOWOWライブ」、ドラマやエンタメ番組の「WOWOWプライム」の3チャンネルを編成。

 「シネマ」では初放送タイトルを年間800本を用意。「ライブ」はスポーツ/音楽/ステージなど放送する。また、「プライム」では日本初放送の海外ドラマやWOWOWオリジナルドラマシリーズなどを毎週10本日替わりで放送する。

 スター・チャンネルは、“日本で唯一の映画専門ハイビジョン3チャンネル放送”としており、「STAR 1」で最新作・名作を、「STAR 2」では開局記念特集第1弾の「もう一度観たい不朽の名作50本」など様々な切り口の映画特集を用意する。「STAR 3」は、全作品日本語吹き替え版で放送するチャンネルとなっており、子供も楽しめる内容となっている。

 アニマックスは「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」や「フレッシュプリキュア!」、「名探偵コナン TVスペシャル」、「ドラゴンボールZ TVスペシャル」、「ちびまる子ちゃん(第2期)」、「頭文字<イニシャル>D」、「ぬらりひょんの孫 千年魔境」、「劇場版NARTO-ナルト-疾風伝」などを用意。テレビシリーズ5,000エピソード、長編アニメ500時間を放送する予定。10月1日~10日は無料放送となる。

WOWOWはシネマ、ライブ、プライムの3チャンネルスター・チャンネルは映画専門で3つのチャンネルを用意アニマックスはテレビシリーズや劇場アニメなど

 FOXは、「FOX bs238」というチャンネル名で展開。海外ドラマなどのエンターテインメント作品が中心で、「CSのような専門性ではなく総合性を切り口にした」としており、「SEX AND THE CITY」などのドラマや音楽オーディション番組「Xファクター」、韓流バラエティ、洋画などをラインナップする。

 J sportsは、10月1日より「J SPORTS 1」と「J SPORTS 2」2つを、2012年3月よりさらに「J SPORTS 3」、「J SPORTS 4」の2つを開始。BS最大となる4チャンネル編成となる。従来のe2で展開していた「J sports ESPN」は「J SPORTS 3」に、「J sports Plus」はJ SPORTS 4に名称が変更。年間6,000時間の生放送を予定している。

 スカパー!は、既報の通り「BSスカパー!」というチャンネルで、e2やCS放送の魅力などを紹介する内容となっているほか、オリジナルドラマやバラエティなども用意している。

FOX bs238のロゴマークJ SPORTSは宣伝キャラクターに武井咲を起用BSスカパー! はCS番組の魅力などを紹介

 料金は、WOWOWとスター・チャンネルの場合。3チャンネルになっても従来と変わらず、基本料金はWOWOWが月額2,415円、スター・チャンネルが月額2,100円。また、アニマックスやJ sports、BSスカパー! についてはスカパー! e2での契約となり、月額料金はアニマックスが単チャンネルで月額630円、J sportsは4チャンネルセットで月額2,400円となる。FOXは月額315円。なお、BSスカパー!やFOXは1年間(2012年9月30日まで)無料。詳細は各社のサイトで案内している。



■ Dpa間部理事長「新しいBS時代に」

Dpaの間部耕苹理事長

 Dpaの間部耕苹理事長はBS放送の現状について説明。「地上波は被災3県を除き、BSともども完全デジタル化を大過なく達成できた。BSの放送環境についても、地上デジタルの普及との相乗効果で3波共用機が飛躍的に普及し、BSの視聴可能機器は1億1,900万台、受信可能世帯は67.3%となっている」とした。

 新BS放送は「アナログ放送終了後の電波の有効活用の第1弾」と位置づけられている。間部氏は「これまでBSは1989年にNHK、その1年後にWOWOWが開局して以来、2000年のデジタルBS開局など20年の歴史の中で、国内外のスポーツ中継やイベント、ドラマなど地上波では無かった放送メディア楽しみを開拓してきた。来年3月には合計31チャンネルとなり、新しいBS時代を迎える。多様なジャンルのチャンネルが集結し、今まで以上にパワフルな文化を創造、発信する」と述べた。

WOWOWの和崎信哉社長。BSの歴史を振り返り「91年のWOWOWスタート、2000年のBSデジタル開始に続く、第3期の“BS黄金時代”を築きたい」とコメントしたスター・チャンネル木田由紀夫社長「他のチャンネルとも一緒になって、多くの人々に有料放送の魅力を伝えたい」アニマックスブロードキャスト・ジャパンの滝山正夫社長「契約数は今年8月で初めて900万世帯を突破した。新BS開始で1,000万世帯を目指したい」
ビーエスFOX小泉喜嗣社長「“和食(国内の番組)中心”から、“洋食(海外ドラマなど)のハイカラさ、スタイリッシュさを提供したい」ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング笹島一樹社長「ネットやスマートフォンなどの動画は発達しているが、スポーツの醍醐味は生放送。6,000時間の生放送で、6,000時間分の感動を届けたい」スカパー・エンターテイメントの田中晃社長「スカパー! で放送している事業者と一緒に作るチャンネル。チャンネルは24時間いいチャンネル(241)と覚えてほしい」
「グリーンチャンネル」を放送する競馬・農林水産情報衛星通信機構の石井 秀司理事長「中央競馬の全レースを生中継するほか、海外競馬中継や、過去の映像も放送する。平日昼間は基本的に無料」放送大学学園 放送大学理事長の白井克彦氏「現在、10代~70代まで8万人以上の学生がいる。国民誰もが、より一層、生涯学習を身近に感じてもらいたい」


(2011年 9月 20日)

[AV Watch編集部 中林暁]