CAVジャパン、約14万円の小型真空管プリメイン「T-5」
-「T-50」の姉妹機。横幅305mm。20W×2ch出力
真空管ステレオプリメインアンプ「T-5」 |
CAVジャパンは、真空管ステレオプリメインアンプ「T-5」を12月上旬に発売する。価格は141,750円。
10月6日に発表され、11月中旬に発売を予定している「T-50」(36万7,500円)の姉妹機と位置付けられており、T-50の設計思想や音響技術、デザインを横幅305mm(T-50は430mm)の小型筐体に収めたという。
10月21日~23日に秋葉原で開催される、「オーディオ&ホームシアター展TOKYO」の同社ブースにて、試聴も可能となる予定。
回路構成は、初段、位相反転、ドライブ段、出力段からなる4段増幅構成。初段に雑音が低く、増幅率の高い「12AX7」を使用し、次段の「12AU7」位相反転回路に直結。ドライブ段には「12AU7」をカソードフォロワーで採用。出力段には「5881」をUL接続で搭載し、高い駆動力を実現したという。電源部には、漏洩磁気が低く、効率が高いラップ積み電源トランスを搭載している。
定格出力は20W×2ch(4Ω)、20W×2ch(8Ω)。周波数特性は20Hz~35kHz(±1dB)。全高調波歪率は1.5%(1kHz、定格出力時)。
筐体には鏡面ピアノ塗装仕上げを採用。最大10mm厚のアルミパネルを使っており、ヘアライン仕上げも取り入れている。シャーシは一体ボックス構造で、強度を高めると共に、ネジなどによる接続部を無くし、シャーシ電位の安定性を上げてノイズ感のない安定した音楽再生を可能にしたという。インシュレータは直径40mmの凸レンズ状で、オリジナル設計。アルミ無垢削り出しで作られている。
入力端子はアナログを4系統装備。消費電力は170W。外形寸法は305×335×185mm(幅×奥行き×高さ)。重量は19.5kg。
(2011年 10月 19日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]