ソニー、Sony Tablet向けの「Reader Store」を開設

-ePUB3のカラー雑誌対応。「P」の2画面アプリSDKも


 ソニーは28日、電子書籍配信の「Reader Store」をSony Tablet向けにも開始した。Sシリーズ/Pシリーズで購入/閲覧できる。

 また、Sony Tablet Pシリーズ向けにSkypeのビデオチャットアプリも10月末より提供される。そのほか、S/Pシリーズ向けのSDKを28日より順次公開。Pシリーズの2画面を活かしたアプリなどが開発可能になる。



■ タブレット向けReader Store

PシリーズでのReader Store表示イメージ

 Reader Store開始に合わせて、Readerアプリもバージョンアップ。Sony Tabletにプリインストールされていた従来のReaderアプリ「バージョン1」は、PDFとePUB2のみの対応だったが、28日よりAndroid Marketで公開される「バージョン2」では、新たにXMDFと.book、ePUB3にも対応。

 また、これまで電子書籍コンテンツはパソコンから転送することが必要だったが、同日に開始するSony Tablet向けReader Storeで直接購入可能となる。ストア内のコンテンツは、専用端末である同社のReader向けとは一部異なり、ePUB3のカラー表示に対応した雑誌や絵本なども販売する。

 Sony Tablet向けReader Storeで購入したコンテンツは、Readerでも読むことが可能。ただし、表示がモノクロであるReaderではカラーのePUB作品は購入できず、閲覧もできない。

 雑誌はグルメ情報誌「dancyu」や、週刊誌「AERA」、女性誌「VOGUE」など約200タイトルを、絵本は「RODY Kids ボビーのぼうけん」や「ちちのひ ははのひ」など4タイトルを10月中に用意する予定。雑誌はサマリーの「ライト版」(85円~)と、「フル版」(250円~)を用意する。そのほか、写真集やムック、ソニー向けのオリジナルムックといったコンテンツも今後発売するという。さらに、ePUB3のコミックの取り扱いも予定している。


Sシリーズでの表示イメージ

 Reader Storeのページ構成も変更。これまで、書籍とコミックを同じページ内で配置していたが、新たに総合トップを設け、その下に書籍、コミック、雑誌の各カテゴリトップページを用意した。

 さらに、独自開発のレコメンド技術「VoyAgent」(ヴォヤージェント)も採用。ユーザーが購入した本の著者やジャンルなどの情報を元に、購買傾向が似ている他のユーザーの購買行動と照らし合わせておすすめの本を紹介する。これにより、「購入すればするほど、より自分だけのオリジナル本屋にできる」としている。

 11月下旬からは、購入金額やレビュー投稿数などに応じた優待制度も実施。Regular/Silver/Gold会員の3段階を用意し、ポイント倍増プログラムや作家を招いたイベントなどへの参加権利、限定品の販売/プレゼントといった特典を予定している。



■ Sony Tablet用Skypeビデオチャットアプリ公開。アプリ開発のSDKも

Android Developer Site

 10月末に公開される「ビデオチャット plugged into Skype」は、Skypeと連動するビデオ/音声/テキストチャットアプリ。Pシリーズ専用となっており、Sony Tablet用のアプリ公開サイト「Select App」において提供される。

 アプリ開発者向けに提供するSDKは、専用の「Android Developer Site」で公開。Pシリーズの特徴である2画面と、大画面のSシリーズそれぞれに適したアプリが開発可能になる。Sシリーズ/Pシリーズのエミュレータなども含め、順次公開される。アプリ開発に必要な情報や、開発者同士で情報を共有できるフォーラムも用意する。



(2011年 10月 28日)

[AV Watch編集部 中林暁]