SCE、PSN/torneのトロフィー情報公開で利用規約改定

-ファームアップでユーザーによる開示制御も検討


 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は17日、PlayStation Network(PSN)、PlayStation Homeのユーザープロフィールやゲーム、torneのトロフィー情報の取り扱いについて、公開される情報の説明が不十分であったとし、利用規約を変更した。また、ソフトウェアアップデートなどにより、ユーザーの希望に合った情報開示が行なえるよう変更することも検討するという。

 これはPlayStation Homeオフィシャルサイトにおいて、PSNユーザーのプロフィールやゲーム、torneのトロフィー情報が、「PSNアカウントでサインインしなくても閲覧できる」という指摘を受けての対応となる。

 SCEでは現在、PSNユーザーのプロフィールやトロフィー情報など、ゲームプレイに関連した情報は公開を前提としている。そのため、PSNアカウントを持っていない人でも、ゲームやtorneで獲得したトロフィー情報とプロフィールが、PS Homeサイトにおいて閲覧可能となっている。

 PSNの利用規約においては、ユーザーのゲームプレイに関連情報は、「他のPSNユーザーに提供する場合がある」と案内していた。しかし、PSNユーザー以外への情報提供については明確な記載がなく、また、torneのトロフィー情報がゲームのトロフィー情報と同様に運用されることについての説明も「不十分だった」とする。

 このため、17日付で利用規約を改定し、PSNユーザー以外にもオンラインIDやトロフィー情報が公開される場合がある旨を追記。さらにゲームプレイ関連情報の開示の可否についても、「個々のユーザーの希望に応じて選択できるような仕組みを、将来のサービス導入時やシステムソフトウェアアップデートを通じて提供することを検討する」としている。


(2011年 11月 17日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]