日立、机などに60型映像を投写できる液晶プロジェクタ

-約23cmで80型を投写可能な超短焦点モデル


 日立コンシューマエレクトロニクスは、超短投写距離の液晶プロジェクタ2モデルを12月20日より発売する。輝度が3,000ルーメンの「CP-A301NJ」と、2,500ルーメンの「CP-AW251NJ」を用意し、価格はオープンプライス。

 ビジネスや教育現場での利用を想定した、超短焦点のプロジェクタ。5月に発売した「CP-A300NJ」と「CP-AW250NJ」の後継機種で、別売スタンド「TT-251」(18,900円)を使うことにより机の上などへ60型を投写可能になったことが特徴。机上投写向けに冷却機構に改良を加えながら、重量は従来モデル同等の約3.8kgを維持している。なお、従来モデル同様に別売の天吊り金具や壁面取り付け金具による設置も可能。

 独自の「自由曲面レンズ・ミラー光学系」を採用。スクリーンから本体前面まで約23cmの短い距離から80型を投写できる(CP-A301NJの場合。CP-AW251NJは約26cm)。投写画面の歪み補正を簡単に行なえることも特徴。

別売スタンド「TT-251」装着で机上投写が可能机上投写の例別売金具で天吊りも可能

 液晶パネルは、「CP-A301NJ」が0.63型/1,024×768ドット、「CP-AW251NJ」が0.59型/1,280×800ドット。輝度はA301NJが3,000ルーメン、AW251NJが2,500ルーメン。ランプは210W。レンズは単焦点で、1.35倍のデジタルズームが可能。フォーカスは電動。台形補正は垂直/水平、コーナーフィットに対応する。

 入力端子はHDMIとコンポジット、S映像が各1系統と、アナログRGB(D-Sub 15ピン)が2系統、アナログ音声が4系統(RCA×1、ステレオミニ×2、マイク用モノラルミニ×1)。10Wのモノラルスピーカーを内蔵するほか、アナログ音声出力(RCA)1系統も備える。

 USBを2系統備え、USBメモリなどを使ってPCレスのプレゼンテーションが可能。USBディスプレイとしても利用できる。そのほか、RS-232Cのコントロール端子や、Ethernetも装備。4台のプロジェクタを、ネットワーク経由で1台のパソコンから同時操作できる。

 消費電力はいずれも310W。外形寸法も共通で、345×303×85mm(幅×奥行き×高さ)。リモコンやACアダプタなどが付属する。



(2011年 11月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]