フジヤエービック、WAGNUS.のヘッドフォンアンプ用ケーブル
-軍用線材やスロヴァキアの銅など使用。アンプも予定
"Sputnik" iPod Dock Cable |
フジヤエービックは、プロオーディオ用ケーブルメーカーWAGNUS.の、ヘッドフォンアンプ用iPod Dockケーブルなど5製品を12月中旬より発売する。販売はフジヤエービックデジタルスタイルショップで行ない、試聴用デモ機も全機種用意するという。製品の種類と価格は下表の通り。
モデル名 | 仕様 | 価格 |
"Sputnik" iPod Dock Cable | iPod Dockケーブル | 14,500円 |
"Sputnik" mini-mini Cable | ステレオミニケーブル(オス-オス) | 14,000円 |
"Baby Sheep" iPod Dock Cable | iPod Dockケーブル | 19,500円 |
"Baby Sheep" mini-mini Cable | ステレオミニケーブル(オス-オス) | 19,000円 |
"Baby Sheep" Love Phones Connection Cable | ステレオミニケーブル(オス-メス) | 19,000円 |
なお、宮地商会で販売している「Toneflake WAGNUS.」レーベルで、今回のケーブルを販売する予定は現在のところ無いという。また、今後はラインケーブルやUSBなどのデジタルケーブル、ポータブルヘッドフォンアンプの開発も予定されている。
久米春如氏が主宰するWAGNUS.は、音楽制作のプロ用各種ケーブル、ヴィンテージワイヤー、電源機器販売、CDマスタリング、WEB音楽制作などを行なっている。これまでも自社開発のDockケーブルを製作・販売しているが、新製品は「従来品を上回る、より良質なケーブル線材を使用し、独自の方法を使い制作したもの」だという。
■"Sputnik" iPod Dock Cable/mini-mini Cable
"Sputnik" mini-mini Cable |
Sputnikケーブルには、米BELDENの軍用線材「BELDEN 83336E」を使用。純銀メッキ銅線導体(18AWG×3本)を使っている。高い導電性を持ち、TFEテフロン絶縁を使うことによる比誘電率の高さも特徴だという。
外装はメッシュなどを使用。既発売の「83335E」の上位版(18AWGタイプ)をベースに制作されるもので、プラグとDock内(iPod Dockケーブルのみ)に、特殊なカスタム工程を実施。「しっかりと太さがある音」が特徴としている。
■"Baby Sheep" iPod Dock Cable/mini-mini Cable/Love Phones Connection Cable
同社のフラッグシップケーブル「Sieve Sheep」のポータブル版。高音質だというスロヴァキア銅山出土精製の銅を使ったケーブルで、厚手シルク巻60芯ワイヤー仕様×3本を使っている。
"Baby Sheep" iPod Dock Cable | "Baby Sheep" mini-mini Cable | "Baby Sheep" Love Phones Connection Cable |
外装にはアクリル布を使用。WAGNUS.の新ラベルを装着している。特殊カスタム工程をプラグとDock内(iPod Dockケーブルのみ)で施し、スワロフスキーをワンポイントデザインとしてDockとプラグに装飾している。
「Love Phones Connection Cable」は、ステレオミニのオスとメスを両端に備えたケーブルで、「Baby Sheepの性能を手持ちのイヤフォンやヘッドフォンなどに気軽にコネクトして楽しめるエクステンションケーブル」としている。
(2011年 12月 5日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]