ベンキュー、「Smart Eco」対応のDLPプロジェクタ

-iPhoneプロジェクタ用の外部バッテリも


 ベンキュージャパンは、DLPデータプロジェクタの新モデル「MX514」を12月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は59,800円前後。

 また、12月16日に発売するiPhone/iPod用Dock搭載ミニプロジェクタ「GP2」用の外付けバッテリ「GPB-01」を、2012年1月下旬に発売することも発表した。店頭予想価格は9,800円前後。

MX514iPhone/iPod用Dock搭載ミニプロジェクタ用「GP2」を外付けバッテリ「GPB-01」にのせたところ


■ SmartEco搭載の「MX514」

MX514

 1,024×768ドットのDMDパネルを搭載するDLPデータプロジェクタ。輝度は2,700ルーメン。コントラスト比は10,000:1。レンズは1.1倍のズームが可能で、30型~300型の投写に対応。80型を3.2~3.52mから投写できる。

 DLP Link方式による3D映像の投写にも対応。ただし、NVIDIA Quadroシリーズのビデオカード搭載PC/DVDプレーヤーと、120Hzのリフレッシュレートで接続する必要があり、Blu-ray 3Dには非対応。HDMI接続での3D表示は行なえない。3Dメガネ「3DGS-01」は別売。

 赤と青の輝度を約15%上げることで、より美しい映像を表示するという「VIDI Lighting Technology」や、中間色の輝度を向上する「BrilliantColor」を搭載。カラーホイールはRGB+白に、独自の黄色とシアンを追加した6色タイプ。

 「Smart Eco」モードを搭載したことも特徴。コンテンツの輝度レベルを自動検出し、ランプの消費電力を30~100%の範囲でダイナミックに調整するという機能で、全体の輝度を一定に落とすだけのエコモードに比べ、明るさを損なわない形で節電が可能だという。Smart Eco利用時のランプ寿命は約6,500時間となり、従来モデルのエコモードに比べに向上した。

 電源を入れると自動的に起動する「ダイレクトパワーオン」や、シャットダウン後に素早く電源ケーブルを抜いて片付けられる「ダイレクトパワーオフ」にも対応。2Wのモノラルスピーカーも搭載する。

 入力端子はHDMI×1、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×2、S映像×1、コンポジット×1、ステレオミニ×1。出力はアナログRGB(D-Sub 15ピン)、ステレオミニを各1系統備える。消費電力は最大245W(待機時1W)。外形寸法は302×232.7×124mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約2.45kg。騒音はノーマル時が27dB/エコノミーで25dB。リモコンが付属する。

左の映像が標準モード、右がSmartEcoモードの映像左が標準モード、右がSmartEcoモードの消費電力背面


■ iPhone/iPod対応プロジェクタの外部バッテリ

小型プロジェクタGP2用のバッテリ「GPB-01」

 「GPB-01」は、iPhone/iPod用Dockを備えたDLPミニプロジェクタ「GP2」(12月16日発売)用の外付けバッテリ。GP2を上に載せて接続することでAC電源の無い場所でも投写可能になる。バッテリ駆動時の連続投写時間は、200ルーメン時で約1時間、100ルーメン時で約3時間。


フィルムや紙焼き写真などをJPEG形式でSDカードに取り込めるスキャナも2012年に発売予定。A6用紙サイズまで対応し、ネガ/ポジフィルムを取り込める「CP80N」(左)と、フィルムはポジのみだが、A4書類まで対応する「CP100」(右)を発売予定。販売はアスクが行なう


(2011年 12月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]