【CES】次世代HDMIで4K対応を強化へ。'12年後半に規格化


HDMI LicensingのSteve Venuti氏

 HDMI LicensingとHDMI Forumは9日(米国時間)、次世代HDMIへの対応予定を発表した。

 CESで開催したプレスカンファレンスで明らかにしたもの。'11年10月にHDMI関連企業が集まる業界団体「HDMI Forum」を設立し、規格化やプロモーションなどを集約。次世代HDMIについては、2012年後半までに規格化を完了する予定とした。


次世代HDMIについて

 次世代HDMIでは、帯域を拡張し、解像度の向上やビデオタイミングのサポートを拡張するなどの改善を行なう。現在のHDMIでは4Kには対応しているものの、最高30Hzまでとなっており、60pなどの信号には対応できない。これが民生用の4Kディスプレイや出力機器製品化時の大きな課題になっているため、この点の解消を図る。

 また、長期的にはモバイルデバイスの接続性改善や、外部機器からのコントロール機能の改善も図るとしている。



(2012年 1月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]