Real、次世代ビデオコーデック技術をIntelに売却


 米RealNetworksは26日(現地時間)、次世代ビデオコーデックソフトウェアに関する特許をIntelに売却すると発表した。売却額は1億2,000万ドル。

 RealNetworksのThomas Nielsen CEOは、「パテントをIntelに売却することで、Realの資産の本質的な価値を引き出すことができる。既存の事業を維持しながら、新しいビジネス、市場に注力するための資本増強できるこの上ない機会だ」と説明。Realは、特許売却後も引き続き既存/次世代製品でコーデック/ソフトウェアの使用が可能となる。

 Intelでソフトウエア/サービスグループを担当するRenee James氏は「ビデオ技術の基礎的な特許を取得でき、Intelの特許ポートフォリオは更に拡充された。この合意により、Ultrabookやスマートフォン、デジタルメディア機器でよりリッチな体験やソリューションを実現可能になる」としている。また、両社は今後もビデオコーデック技術などの開発で協力していく。


(2012年 1月 27日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]