クリプトン、アクティブスピーカー「KS-1HQM」白モデル

-Macとデザインマッチ。TVやAirPlay連携提案


「KS-1HQM」のホワイトモデル

 クリプトンは、DAC内蔵アクティブスピーカー「KS-1HQM」のカラーバリエーションとして、ホワイトモデル「KS-1HQM(W)」を追加。2月8日に発売する。従来のブラックモデルと同様に直販のみとなっており、価格もブラックモデルと同じ49,800円(1セット)。

 Macや、ホワイト系PCとのデザインマッチを考慮して作られたモデル。単純な白色ではなく、バッフル部分はブラック、オーディオボードや側面はホワイト、上面や背面のアルミ部分はシルバーで、MacBook Airなどと似た質感に仕上げているのが特徴。女性ユーザーの意見も取り入れて開発したという。


ホワイトモデルフルレンジユニットを採用。バッフル面はブラック側面はホワイト仕上げ
上部はシルバーMacBook Airと並べたところ。背面もシルバーで、質感も良くマッチしている背面。光デジタル、アナログ音声、USB入力を備えている
MacBook Airと並べたところ

 カラー以外の仕様はブラックモデルと同じ。Tymphany製の6.35cm径フルレンジユニットを採用したスピーカーで、25W×2chのデジタルアンプを内蔵するほか、24bit/96kHz対応のDACも内蔵。さらに、スピーカーの下に設置して振動を吸収する専用オーディオボードと、ボードとスピーカーの設置に利用するハイカーボンスチール製インシュレータ(6個)も付属するのが特徴。

 入力は光デジタル、アナログ音声(ステレオミニ)に加え、USB入力にも対応。USB DAC+スピーカーとしても使用できる。

 外形寸法は、スピーカー部が86×105×170mm(幅×奥行き×高さ)、オーディオボード部が100×120×50mm(同)。重量は全体で3.6kg、オーディオボードのみが1.6kg。

オーディオボードもホワイト黒いのはハイカーボンスチール製インシュレータ



■PC接続以外の利用も

 PCと接続するアクティブスピーカーという印象の強い製品だが、クリプトンによれば薄型テレビと接続して利用しているユーザーも増加しているという。こうした利用シーンの多様化に合わせ、クリプトンではPC接続以外の利用も提案している。

 例えば、テレビに「Apple TV」を加えることで、テレビ番組の音声だけでなく、AirPlay機能を使い、PCのiTunesからロスレス・クオリティの音楽を無線LANで「Apple TV」に飛ばし、テレビ経由で「KS-1HQM」で音を出す事ができる。

TVとの接続イメージ。TVのスピーカーと聴き比べたが、KS-1HQMに切り替えると音場の奥行きが生まれ、音が立体的になり、映像に負けないクオリティの高いサウンドが得られる。上下方向のレンジも拡大し迫力も増加。センターのセリフ定位の明瞭で聴き取りやすくなり、映画鑑賞にも効果的だDACを内蔵しているため、AirMacExpressと組み合わせて手軽にネットワークオーディオが楽しめるApple TVとの連携イメージ

 また、ホワイトモデルの追加と合わせ、簡易的なネットワークオーディオとしての利用も提案。具体的には、AirMacExpressとKS-1HQMを光デジタルケーブルで接続すると、PCのiTunesから無線伝送した音楽を、AirMacExpress+KS-1HQMで再生する、シンプルなネットワークオーディオ環境が構築できる。

 この環境では、PCを使わず、iPhoneなどからAirPlay機能を使ってAirMacExpress+KS-1HQMに楽曲を送信する事もできるため、「PCレスの生活をしている女性に特におすすめ」(クリプトン)としている。


(2012年 2月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]