リン、「MAJIK DSM」にHDMI端子を追加した新型

-ネットワークプレーヤー+アンプ。5月発売


写真はMAJIK DSM

 リンジャパンは、「MAJIK DSM」(旧称MAJIK DS-I)の新型として、4系統のHDMI端子を備えた「MAJIK DSM/1」を5月初頭に発売する。価格は従来の「MAJIK DSM」と同じ47万2,500円。カラーはシルバーとブラック。

 「MAJIK DSM/1」は、WAV、FLAC、Apple Lossless、AAC、MP3などの再生に対応するDSネットワークプレーヤー機能と、プリメインアンプを組み合わせた製品。ファームウェア「Davaar5」で実現しているPCからのストリーミング音楽再生や、無線LANを使ったモバイル音源ストリーミング機能にも対応する。

 DSMシリーズの上位モデルとして既に発売されている、プリアンプ+ネットワークプレーヤーの「KLIMAX DSM」や「AKURATE DSM」には、プリアンプとしてBlu-rayプレーヤーやSACDプレーヤーなどと連携するため、スルー出力も可能なHDMI端子を備えているが、同じシリーズの「MAJIK DSM」には搭載されていなかった。

 新型の「MAJIK DSM/1」は、このHDMI端子を4系統備えているのが特徴。HDMI以外にも、同軸デジタル、光デジタル、アナログ音声、Phono入力を装備する。なお、詳細な仕様は発表されていない。

 ドライブパワーや給電能力を向上させた、オリジナルスイッチング電源「DYNAMIK Power Supply」や、モノリシックICとバイポーラトランジスターの利点を取り入れた回路設計技術「CHAKRA」(チャクラ)なども引き続き採用されている。



■MAJIKシリーズの仕様変更

 これに合わせて、MAJIKシリーズ(DS、DSM、I、パワーアンプ)の仕様変更も発表された。AKURATEシリーズなどと同じく、主電源スイッチの位置がリアパネルからフロント底面へ変更。指が入る隙間を確保するため、若干脚部が厚くなり、製品の高さがアップするという。さらに、従来樹脂製であったディスプレイ回りのボタン部周辺を金属製に変更。従来はブラックモデルでもこの部分はシルバーの仕上げに統一されていたが、新たにブラックモデルはディスプレイ回りもブラックになる。

 また、DSMシリーズで採用されている新型のリモコン「Slimline Handset」が、LINN製品の全てに採用される。

 また、「AKURATE TUNER」、「KISTO」、「KINOS」、「KLIMAX 340A」の生産完了もアナウンスされている。


(2012年 4月 5日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]