カシオ、外周フレーム付きでフルHD対応のデジカメ

-自分撮りやカメラの自立など多彩な撮影スタイル


「EXILIM EX-TR150」

 カシオは、外周を覆うフレームを備え、フルHD動画撮影にも対応したコンパクトデジタルカメラ「EXILIM EX-TR150」を4月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は3万円前後。カラーはホワイトのみ。

 昨年発売された「EX-TR100」の後継モデル。レンズ部を中心にフレームが360度回転し、モニターも270度回転する可変フレームデザインを引き続き採用。「自分撮り」が楽に行なえたり、フレームを使ってテーブルの上にカメラを立たせて撮影したり、開いたフレームをグリップとして安定した撮影を行なうなど、様々な撮影スタイルを提唱している。

 撮像素子は1/2.3型の裏面照射型CMOSで、総画素数は1,275万画素、有効画素数は1,210万画素。JPEG静止画に加え、フルHDのMPEG-4/AVC H.264、MOV形式での動画撮影も可能。撮影モードは「Full HD」(1,920×1,080/30fps)、「HD」(1,280×720/30fps)、「HS」(432×320/240fps)から選択可能。240fpsのHSモードは、ハイスピードムービー撮影モードとなる。

 映像処理エンジンは「EXILIM ENGINE HS」。デュアルCPUと2つの画像処理回路に加えて、リコンフィギュラブルプロセッサも搭載。「HS手ブレ補正」や、最適な設定で撮影ができる「プレミアムオート」、360度パノラマ撮影が可能な「スライドパノラマ」などの機能を実現している。

 レンズの焦点距離は35mm換算で21mm。F値は2.8。デジタルズームも備えている。

 内蔵メモリは34.9MB。記録メディアはSD/SDHC/SDXCに対応。電源は内蔵バッテリで、静止画は約220枚、動画は約1時間10分の連続撮影が可能。外形寸法は122.8×14.9×59mm(幅×奥行き×高さ)。本体のみの重量は約155g。


(2012年 4月 5日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]