米Silicon Image、1080/60p対応のMHL 2.0用ICチップ
-映像表示/リモコン操作しながらスマホ高充電
米Silicon Imageは現地時間の15日、MHL規格の新バージョンである「MHL 2.0」に対応したICチップ2機種を発表した。モバイル機器向けのトランスミッタ「SiI8240」と、デジタルテレビやPCディスプレイで表示するために、MHLからHDMIに変換するためのチップ「SiI9617」。
MHLは、スマートフォンからテレビなどに映像・音声を伝送するインターフェイス規格。
新製品では、3D映像を含めた1080/60pまでの映像伝送に対応。さらに、将来的なリモコン機能に向けて「alpha-numeric key codes」に対応した。また、MHL経由で最新のスマートフォン/タブレットを充電する際、より高速な充電が可能になっているという。
これらのICチップを組み込んだ製品を利用する事で、スマートフォンなどをテレビにMHLで接続し、1080/60pの映像を楽しみながら、スマートフォンをリモコンのようにコントローラーとして使い、なおかつ充電もできるという。
Silicon Imageによれば、2011年には世界で5,000万台の機器がMHLに対応。2012年は、その2倍以上に増加すると予測している。
(2012年 5月 21日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]