ASUS、偏光3D対応の23型フルHD IPS液晶ディスプレイ

-26,800円。sRGBカバー率100%の24.1型WUXGAも


3D対応モデル「VG23AH」

 ASUSTeK Computerは、液晶ディスプレイの新モデルとして、偏光3D対応の23型「VG23AH」と、sRGBカバー率100%の24.1型「PA248Q」を6月中旬より発売する。価格は、「VG23AH」が26,800円、「PA248Q」が32,800円。

 「VG23AH」は、ワンボタンで2D映像を3Dに変換する機能を搭載。また、「PA248Q」は、高い色再現精度を持つプロフェッショナル仕様としている。パネルはいずれもIPSで、解像度はVG23AHが1,920×1,080ドットのフルHD、PA248Qは1,920×1,200ドット(WUXGA)。表面はいずれもノングレア(非光沢)。



■ 3D対応の「VG23AH」

VG23AH

 偏光方式の3D表示が可能なモデルで、フロントパネルのボタンを押すだけで2D映像を3Dに変換する機能を搭載することが特徴。3Dの奥行きは10段階で調整できる。軽量な3Dメガネと、通常のメガネの上に着けられるクリップオン3Dメガネの2つを同梱する。

 パネルは23型フルHDのIPSで、視野角は上下/左右178度。輝度は250cd/m2。コントラスト比は1,000:1で、コントラスト拡張機能のASCR利用時は8,000万:1。応答速度は5ms(G to G)。映像エンジンのSplendidを搭載する。

 入力はHDMI 2系統のほか、DVI-DとアナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統装備。ステレオミニの音声入出力や、3W×2chのスピーカーも搭載する。

 スタンドは上15度/下5度のチルトも可能。100mmピッチのVESAマウントにも対応する。消費電力は65W以下で、スタンバイ時は1W以下。スタンドを含む外形寸法は550.2×250×419.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.5kg。



■ 広色域モデル「PA248Q」

PA248Q

 sRGBカバー率100%という広色域モデル。24.1型/1,920×1,200ドットのIPSパネルを搭載し、視野角は上下/左右178度。10bit LUT(Look Up Table)映像信号処理により滑らかなグラデーション表示を可能としている。RGBの3色に加えてCMYの3色も調整が可能な6色調整機能も搭載する。

 独自機能の「Quick Fit」により、画面上に実物の紙や写真と同じサイズの枠線を表示したり、グリッド線を表示することが可能。PinP(子画面表示)や、右に90度のピボット機能も装備。USB 3.0対応のUSBハブ機能(入力×1/出力×4)も備える。

 輝度は300cd/m2。コントラスト比は1,000:1で、コントラスト拡張機能のASCR利用時は8,000万:1。応答速度は6ms(G to G)。映像エンジンのSplendidを搭載する。

 入力はHDMIとDisplayPort、DVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)を各1系統装備。ステレオミニの音声出力も搭載する。スピーカーは内蔵しない。

 スタンドは上20度/下5度のチルトも可能。100mmピッチのVESAマウントにも対応する。消費電力は75W以下で、スタンバイ時は1W以下。スタンドを含む外形寸法は557.2×235×416.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.4kg。



(2012年 5月 23日)

[AV Watch編集部 中林暁]