ミックスウェーブ、24bit/192kHzのWAV対応「Tera Player」

-5cm角で78gの小型筐体。実売約12万円


Tera Player

 ミックスウェーブは、最高で24bit/192kHzのハイレゾ音源が再生できる、独The Altmann Micro Ma-chinesのポータブルオーディオプレーヤー「Tera Player」を6月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は118,000円前後。

 WAVファイルの再生が可能なポータブルプレーヤーで、MP3などには非対応。最大の特徴は、16/24bit、44.1kHz~192kHzまでのハイレゾWAVファイルが再生できる事。SDメモリーカードスロットを備えており、8GBのSDカードも同梱。ただし、「SDカードの種類によって、176kHz以上の音源データは安定して再生されない場合があるため、176kHz以上の音源データについては保証しない」という。カードは32GBのものまで利用できる。


背面におおまかな仕様が書かれているケースに入ったところSDカードスロットを装備している

 外形寸法55×55×18mm(幅×奥行き×高さ)、重量78gのコンパクトな筐体を採用。プレーヤーのソフトウェア開発にはアセンブラを使用、CPUを効率的に使用することで低消費電力を実現したという。

 なお、ディスプレイなどは装備しておらず、操作は本体に備えたボタンのみで行なう。中央に再生/停止ボタン、中央より上に曲送り/戻し、下に音量の上下を搭載。フォルダ移動も可能で、再生/停止ボタンを押しながらボリュームボタンでアーティストフォルダ移動、トラック移動ボタンを押せばアルバムフォルダ移動となる。ランダム再生も可能。また、電源のON/OFFはSDカードと連動しており、SDカードを差し込むとONに、抜くとOFFになる。

SDカードを挿入すると電源がONになる。右がSDカードを挿入したところ。少しカードの頭が外に出るヘッドフォン出力は2系統備えている

 ディスプレイを備えていない事について、ミックスウェーブでは「操作画面などの音質劣化に影響しそうな機能は搭載していない。最低限の機能性で最大限の効果を選択した製品」と説明している。

 DACはフィリップス製。ボリューム制御には32bit精度のコントローラーが使われており、細かなボリューム設定が可能。

 内蔵バッテリは700mAhのリチウムイオンで、再生時間は約15時間。充電にはミニUSB端子を利用。2時間の充電で約80%の充電ができる。出力はステレオミニ×2で、同時使用も可能。



(2012年 5月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]