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任天堂、Wii U新情報公開。GamePadからTV操作可能

−Web動画をGamePadからTVへ。Miiの交流も強化


ニンテンドーダイレクト Pre E3 プレゼンテーションで説明する岩田聡社長

 任天堂は4日、世界最大規模のゲーム関連のトレードショウ「Electronic Entertainment Expo 2012(E3 2012)」開催に先駆け、岩田聡社長が新型ゲーム機「Wii U」の情報を伝える動画「ニンテンドーダイレクト Pre E3 プレゼンテーション」を配信。「Wii U GamePad」からテレビの電源/入力切替などが操作できる事や、新しいコミュニケーションサービスも発表した。

 日米欧豪で2012年の年末商戦に発売を予定している「Wii U」は、6.2型液晶を搭載した「Wii U GamePad」と呼ばれるコントローラと、本体部から構成されるゲーム機。GamePadと本体はワイヤレスで接続されており、GamePadにはゲーム用操作ボタンに加え、タッチスクリーン操作にも対応。加速度計やジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカーを備え、タッチペンも付属。テレビの画面と、GamePadの画面という、2つの画面を利用した新しいゲームプレイなどが提案されている。

 今回のプレゼンテーションでは、GamePadの機能の1つとして「TVコントロール」というものを紹介。GamePadの下部にある専用ボタンを押すと、「Wii U」本体が起動していなくても、GamePad自体が赤外線リモコンに変化。テレビの電源ON/OFFから、地上/BS/CSデジタルの放送波やチャンネル切り替え、入力切替、ボリューム調整、番組表の表示といったテレビ用リモコン機能が利用できる。

 さらに、GamePadからWii U本体を起動する事も可能。これによりテレビの電源ON、入力切替、Wii Uの起動という、ゲームを楽しむための準備がGamePadから全て行なえるようになっている。岩田社長は「Wiiではコントローラーから本体の電源はONできたが、テレビ操作はできなかった。(ゲームを)いかに手軽に始めていただくかという点において、改善の余地があった」と説明している。


GamePadの「TVコントロール」ボタンを押すと、GamePadが赤外線リモコンに タッチスクリーンを使い、チャンネル変更や本体の起動が可能

 GamePadの仕様変更も発表。画面の左右に備えられていたスライドパッドが、立体的なアナログスティックに変更され、裏側もより握りやすい形状にするなど、操作性を向上。さらに、画面左下に近距離無線通信(Near Field Communication)対応のリーダを内蔵。カードやフィギュアを読み取る事ができるという。

GamePadのデザインを変更 スライドパッドからアナログスティックになった
ボタンレイアウトも変更 NFC対応リーダも備えている

 また、Webブラウザも搭載しており、手元のGamePad画面でWebページを読んだり、Webの動画を再生する事が可能。Webページと動画はテレビに接続したWii U本体から出力もでき、動画をテレビに表示する時は、GamePadに表示されている動画を、指先でテレビに向けて投げるような動きをするとテレビ画面に表示される。

 ゲーム機能では、これまで「本体+テレビと、GamePad」を組み合わせた可能性が提案されてきたが、今回のプレゼンテーションでは、本体のマシンパワーを使って描写された高画質なゲームの映像が、遅延なくGamePadに伝送され、テレビを使わず「本体+GamePad」だけでも楽しめる点をアピール。「テレビのある場所に縛られる事がない。カジュアルなゲームをGamePadの画面で楽しむだけでなく、ゲーム熟練者がじっくり時間をかけて楽しむゲームにも意味がある」(岩田社長)としている。

ゴルフゲームで、床に置いたGamePadにボールを表示。GamePadに表示された手裏剣を、テレビ画面内の竹に向かって投げるなど、本体とGamePadを連携させたゲームを提案してきた 今回は本体で描写した高画質ゲームをGamePadの画面でプレイできる事を訴求

 他にも、Wii用として既に発売されているWiiリモコンや、ヌンチャク、バランスWiiボード、Wiiハンドルなども利用できるほか、「テレビを中心に楽しむ人で、GamePadの重さや大きさが心配な人向け」として、ディスプレイを省いたワイヤレスの「Wii U PROコントローラー」が発売される事も明らかになっている。

GamePadで表示しているWebの動画をテレビに表示 「Wii U PROコントローラー」



■コミュニティサービス「Miiverse」

 新しいコミュニケーション機能である「Miiverse(ミーバース)」も発表された。これは、同社のアバターサービス「Mii」と「Universe」を組み合わせた造語で、ゲームを中心に、プレーヤーのMiiがより活発にコミュニケーションできるようにするシステム。

 ゲームに関して、「攻略方法が知りたい」などのテキストメッセージを書き込む掲示板のようなシステムが用意され、それを見た他のユーザーと交流が可能。ゲームによっては、ゲーム内にMiiverseが組み込まれ、ゲーム中に他のユーザーのコメントを表示する事もできるという。また、これらのコメントはスマートフォンなどから閲覧できるようになる予定。

 また、フレンドや家族などのMiiだけでなく、自分が持ってないゲームを楽しんでいる、多くのユーザーのMiiが表示される画面も用意。多数のMiiがワラワラと画面に登場し、楽しんでいるゲームに関してのコメントもフキダシのように表示され、その画面を見るだけで、他のプレーヤーがどのようなゲームを楽しんでいるのか、そのゲームがどんな内容なのかを知る事もできるという。

ゲームが行き詰まったら、他のプレーヤーからの助言を求めることもできる 大量のMiiが表示された画面。書き込みも画面上に現れる
GamePadで、他のユーザーの書き込みを見ているところ ゲーム内に他のユーザーのコメントを表示させる事もできるという

(2012年 6月 4日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]