シャープ、市販最大の90型AQUOSを米国向け発表

-1万ドル以上。直下型LED。堺工場の競争力活用


90型液晶テレビAQUOS「LC-90LE745U」

 シャープは現地時間の19日、米国向けの90型液晶テレビAQUOS「LC-90LE745U」を発表した。市販の液晶テレビとしては世界最大となる。6月発売予定で、価格は1万ドル以上の見込み。

 パネルは3原色タイプのフルHD/1,920×1,080ドット、バックライトに直下型のLEDを搭載したスタンダードモデル。3D表示にも対応する。

 第10世代マザーガラスを採用した堺工場の競争力を活かすため、同社はグローバル市場で60型以上の大画面モデルを重点的に拡販する戦略をとっている。米国向けには、70型を2011年4月、80型を同年10月に発売。60型以上の市場において、台数シェア70%を占めているという。

 今回の90型モデルも、、「80型発売後、既に多数の引き合いがあった」(シャープ)とのことで、同社では大画面モデルの更なる販売拡大を図る。また、「米国では“大画面テレビ=シャープ”というイメージが定着しており、90型の発売によってそのイメージをより強固なものにしていく」(シャープ)という。

 なお、大画面テレビの購入者からは、手厚いサポートが求められるとのことで、シャープでは専用フリーダイヤルや、3カ月間の延長保証、翌日修理サービス、AQUOS Advantage Liveリモートサポートなど、会員制サポートプログラムも用意している。



(2012年 6月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]