エソテリック、42万円のClass Dプリメイン「I-05」

-デュアル・モノ構成。ケーブルプレゼントも


プリメインアンプ「I-05」

 エソテリックは、プリメインアンプ「I-05」を8月25日に発売する。価格は42万円。

 定格出力120W×2ch(1kHz/6Ω)、最大出力190W×2ch(1kHz/6Ω)のプリメインアンプ。パワー部に「Esoteric MSW(Master Sound Works) Pure Class D」モノブロック・パワーアンプを搭載。高効率でハイスピードな最新型MOS-FETを2パラレルプッシュプル構成で搭載し、このパワーアンプブロック2台をチャンネルごとに独立して搭載するデュアル・モノ構成としている。

 電源部には大容量カスタムEIコアトランスを搭載。平滑コンデンサはチャンネルごとに4本をパラレル接続とし、大容量と低インピーダンス化を両立したという。パワーアンプ基板上にレイアウトすることで信号経路を短縮し、電源供給のスピードを高めている。さらに、整流時のノイズが少ない高速ショットキーバリアダイオードを採用した。


 プリ部にはC-03の技術を投入したデュアル・モノ構成。フルバランス構成とすることで、ノイズを低減している。また、入力端子に一番近いシャーシ後方にマウントしている。

 ボリュームは、左右チャンネル、正・負ごとに独立させた合計4回路のゲイン可変式ボリュームを一括連動。信号の左右/正負の独立を保ち、チャンネルセパレーションと位相特性に優れているという。さらに、基板からボリューム素子への配線をなくすことで、オーディオ信号経路を大幅に短縮。ボリューム素子には、新日本無線製MUSESを採用している。

 プリアウトも1系統備え、プリアンプとして利用でき、バイアンプ構成にも対応可能。ヘッドフォン出力も備えている。その他の端子は、入力がRCA×3系統、Phono(MM/MC)×1系統、XLR×1系統。RCAは銅合金の削り出し端子。L/Rチャンネル・バランス、入力ごとのゲイン微調整が可能。AVアンプとピュア2chを共存させたシステム環境に活用できるAVスルー機能も備えている。

正面背面SACDプレーヤー「K-07」(上)と組み合わせたところ

 内部シャーシは、回路ブロックごとに3分割構造とし、剛性を高めている。電源トランスはセンターに配置。3.2mm厚のスチール製ベースプレートを介してボトムシャーシに固定している。インシュレータはオリジナルのスチール製で、3点支持。エソテリックのSACDプレーヤーが操作できるアルミ製リモコンも付属する。消費電力は180W、外形寸法は445×389×131mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は17kg。



■プレゼントキャンペーンも

オランダvan den Hul社製RCAケーブル「The D-102 III Hybrid」

 発売を記念したプレゼントキャンペーンも実施される。8月25日~10月31日の期間中にI-05を購入し、製品に同梱されている「ご愛用者カード」をエソテリックに送付すると、オランダvan den Hul社製RCAケーブル「The D-102 III Hybrid」(VH-102HYB-10W/1m×2本/27,300円)がプレゼントされる。「ご愛用者カード」の締め切りは2012年11月30日消印有効。詳細はエソテリックのサイトにて。



(2012年 7月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]