民生機器出荷額が1年連続マイナス。JEITA発表
-前年比37.3%。'12年で最低の水準に
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は27日、2012年7月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比37.3%の1,251億円で12カ月連続マイナスとなった。
映像機器の7月国内出荷金額も、前年同月比23.1%の610億円で12カ月連続マイナス。音声関連機器は同74.5%の89億円で19カ月連続のマイナスだった。カーAVC機器は同92.6%の552億円で、8カ月ぶりのマイナスに転じた。
7月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比15.3%の41万4,000台。このうち3D対応は7万9,000台(同39.6%)、インターネット動画対応は21万5,000台(同13.1%)だった。サイズ別では、29型以下が同11.2%の11万6,000台、30~36型が同13.2%の13万9,000台、37型以上が同25.9%の15万8,000台で、構成比は順に28.2%、33.5%、38.3%だった。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比32.8%の25万9,000台。内訳は、BDレコーダが同29.2%の22万台、BDプレーヤーが同106.9%の3万9,000台。3D対応は20万2,000台(同33.3%)で、BDレコーダ/プレーヤーの78.1%を占める。DVDビデオは同37.7%の9万7,000台。
ビデオカメラは前年同月比94.3%の10万6,000台で3カ月連続のマイナス。ステレオセットは同84.4%の4万7,000台。スピーカーシステムは同57.3%の2万6,000台。ラジオ受信機は前年比63.2%の12万9,000台で、4カ月連続のマイナス。一方で、ICレコーダが9万8,000台(前年比114.0%)と好調を維持し、8カ月連続プラスだった。
カーナビは前年同月比93.2%の48万9,000台で、10カ月ぶりのマイナス。カーカラーテレビは前年比198.4%の11万8,000台で、12カ月連続のプラスとなった。
(2012年 8月 27日)
[AV Watch編集部 庄司亮一]