zionote、USB DAC/DDC/ヘッドフォンアンプカスタム機

「izmo M1-z」。直販価格54,800円


izmo M1-z

 zionoteは、izo製のUSB DAC/DDC搭載ヘッドフォンアンプ「izmo M1-z」を11月1日に発売する。直販価格は54,800円。

 '11年12月に発売した「izmo M1」をzionoteのオーダーでカスタムした製品。基本性能を踏襲しながら、メタルステッカーやオリジナルスキンを追加。音質面ではOPAMP構成の換装と、それに伴う周辺回路のマッチングチューンを行なっている。

 ヘッドフォンアンプとUSB DAC/DDC機能を組み合わせた製品。ヘッドフォンアンプ部に、TIの「TPA6130」を2個搭載。チャンネル毎に独立駆動するデュアルモノドライブ構成で、定格出力は300mW×2ch(16Ω)、32mW×2ch(300Ω)。

 XMOS製のUSBインターフェイスを採用。付属のドライバにより、USB Audio Class 2.0によるアシンクロナス転送で24bit/192kHzまでのハイレゾ音源の再生にも対応。同軸デジタル出力も備えており、USB DDCとしても使用できる。

メタルステッカーなどを追加

 音質面でのizmo M1からの変更点は、OPAMPをLINEAR TECHNOLOGY「LT1364」から、TI「LME49990」の2個構成に換装。それに伴い周辺回路のマッチングチューンを行なったこと。なお、新品状態から30時間は高音が強く安定しないため、40時間以上のエージングを推奨している。

LME49990を2個搭載

 出力は同軸デジタルと、ステレオミニのアナログ出力(音量調節はできないアクティブパススルー)を用意。ヘッドフォン出力はステレオミニとなる。入力はUSBに加え、ステレオミニのアナログ入力も装備。ポータブルプレーヤーなどとも接続できる。電源はUSBバスパワーなど。消費電力は最大0.5W(USBバスパワー時)、最大1W(ACアダプタ時/別売)。外形寸法は58×100×23mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約150g。


(2012年 10月 18日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]