音茶楽、ユニット水平対向配置のカナル「Flat4-楓」

木材や漆で響きを調整。ヘッドフォン祭で先行販売


Flat4-楓

 音茶楽は、カナル型(耳栓型)イヤフォン「Flat4シリーズ」の第2弾として、「Flat4-楓」(KAEDE)を、11月23日にフジヤエービック、オークヴィレッジ、音茶楽Sound Customize店舗にて発売する。オープンプライスで、音茶楽Sound Customizeでの販売予定価格は71,400円。200セットの限定生産を予定している。

 なお、これに先駆け、10月27日~28日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「秋のヘッドフォン祭2012」で展示されるほか、ブースにて少量先行販売も予定されている。

 2つのフルレンジエレメントを水平対向配置する独自の「Flat4(Full-range 2-element 4-way effect)」方式を採用したカナル型イヤフォン。10mm径のダイナミック型ユニットを水平対向で配置し、振動をキャンセルして深い低音を実現。低音~中音域の音圧感度を向上させたという。


 さらに、位相補正チューブで外耳道閉管共振を抑制。中高音域を改善。また、音響抵抗の削除と小型エレメントの採用で、超高音域も改善させたという。

 オークヴィレッジと音茶楽のコラボモデルであり、筺体に、響きが良い木目の楓材を採用。表面に拭き漆加工を施す事で、響きを調整し、「かすかな余韻まで見える様に聞こえる」という。位相補正チューブにも漆加工が施されている。

 出力音圧レベルは104dB、再生周波数特性は3.5Hz~35kHz。最大入力は400mW。インピーダンスは18Ω。重量は約17g。ケーブルは1.2mのY型。入力プラグはステレオミニ。イヤーピースは、コンプライ フォーム イヤーチップ「T-200」のM/Lを同梱。収納箱には楓と桐無垢材を使用している。

右側のパイプのような部品が位相補正チューブ収納箱には楓と桐無垢材を使用

(2012年 10月 22日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]