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音茶楽、トルネード・イコライザ方式の新イヤフォン

どんぐり形状のケヤキ材を使用した「Donguri-欅」

Donguri-欅(KEYAKI)

 音茶楽は、欅(けやき)の芯材をリアキャビネットに使用したカナル型(耳栓型)イヤフォン「Donguri-欅(KEYAKI)」を、11月23日より、フジヤエービック、オークヴィレッジ、音茶楽Sound Customize店舗にて発売する。価格はオープンプライスで、音茶楽Sound Customizeでの販売予定価格は45,150円。

 なお、10月26、27日に開催されるフジヤエービック主催「秋のヘッドフォン祭 2013」と、11月9、10日に京都中央郵便局で実施する試聴イベントで、試聴展示と少量の先行販売を行なう予定。

 10mm径ダイナミック型ユニットを搭載したカナル型イヤフォン。2012年11月に発売されたカナル型イヤフォン「Flat4-楓」に続く、オークヴィレッジとのコラボレーションモデルの第2弾で、リアキャビネットに欅の芯材を使用。どんぐり型にすることで、「内部の定在波を抑制し、より自然な音質を再現する」としている。フロントキャビネットには削り出しのステンレスを使用し、不要な振動を軽減している。

イヤフォン断面図

 音響回路には、日本ケミカルスクリューと共同開発した「トルネード・イコライザ」方式を採用。カナル型イヤフォンが外耳道を塞ぐことによって生じる6kHz付近の共振を抑えるという。さらに、エレメントに「アコースティック・ターボ回路」を付加することで、「振動系の等価質量を周波数に応じて可変制御し、低fo化による重低音域の充実と、中音域での感度向上を両立する」としている。

 振動板には「タンジェンシャルレス振動板」を採用し、「歪み感の少ないクリーンな中高音域を実現する」としている。また、強力なネオジウムマグネットと、プレートとヨーク部分への電磁純鉄の採用により、強力な磁気回路を構成。プレートとヨーク部分には銅メッキを施し、磁気歪みを低減させている。ボイスコイルは特殊CCAW線を採用し、200mWの耐入力を実現。音漏れを改善し、Flat4シリーズ比で遮音性も向上しているという。

 周波数特性は5Hz~30kHz。出力音圧レベルは106dB/mWで、最大入力は200mW。インピーダンスは18Ω。ケーブル長は1.2m(Y型)で、重量は約21g。木製収納トレイと、コンプライフォームのイヤーピース×2が付属する。

どんぐり形状のリアキャビネットには欅(けやき)を使用
木製収納トレイが付属する

(一條徹)