NHK、ロンドン五輪ネット生中継の経費は約3,800万円

20競技/913時間。CDN/P2Pで延べ30万人超が視聴


 NHKは5日、7月~8月に行なわれたロンドンオリンピックにおけるネット生中継(ライブストリーミング)に要した経費の総額が、約3,800万円となったことを明らかにした。

 NHKは、テレビで生中継されなかった一部の競技について、インターネットを通じたライブストリーミングで配信することを、総務大臣の認可を受けて実施。20の競技について913時間の配信を行ない、接続数は2,613万件となった。

 配信会社のサーバーを経由する配信方式(CDN)に加え、ユーザーのパソコン同士を通信させるP2Pでの配信実験を行ない、「のべ30万以上の視聴者に、高画質で安定したライブ映像をご覧いただくことができた」としている。

 今回のライブストリーミング実施に伴う経費の総額は約3,800万円。内訳は、映像伝送関連(回線費および関連機器購入/レンタル費)が1,700万円で、そのうちCDN配信関係が1,200万円、P2P配信関係が500万円。運行システム開発費が600万円、特設サイトのページ制作/運用費が1,500万円だった。

 今回の業務により得られた技術的知見については、NHK放送技術研究所のサイトなどで発表予定。P2Pによる配信実験の速報については、11月2日発行の「技研だより」に掲載している。


(2012年 11月 6日)

[AV Watch編集部 中林暁]