マランツ、AirPlay/DLNA対応で木材使用の「Consolette」

スマホから操作。伝統の丸窓に時計表示。約10万円


Consolette

 マランツは15日、AirPlayとDLNAに対応した、ネットワーク対応の一体型オーディオ「Consolette(コンソレット/MS7000)」を、今年度中に発売する。発売時期は来年初頭になる見込み。価格は10万円程度が予定されている。

 製品名の「Consolette」は、マランツ初の製品として60年近く前に作られたプリアンプ「Audio Consolette」に由来する。スピーカーをネットワークプレーヤー機能を組み合わせた一体型製品で、筐体背後には曲線を描くウォールナットの天然材を使っている。

 前面には同社ピュアオーディオでも使われるポートホール(丸窓)を配置。ただし、この製品では時計やボリューム数値を表示するディスプレイになっている。


上から見たところ背面。ウォールナットの天然材を使っている前面。ポートホールを採用。右のボリュームもダイヤル式になっている

 AirPlayに対応し、iPhone/iPadやPCのiTunesから無線LAN経由で音楽が再生可能。DLNA 1.5にも対応しており、Android端末やNAS(DLNAサーバー)からの再生も可能。USBメモリからの再生や、インターネットラジオ機能も備えている。

 再生対応ファイルはMP3/WMA/AAC/WAV/FLACで、FLACは16bit/48kHz、WAVは24bit/48kHzまでをサポートする。DLNA経由で再生できるほか、USBメモリなどに保存したファイルを再生する事もできる。

 Consolette専用のiOS/Android用アプリを用意しており、スマートフォンやタブレットからConsoletteを操作できる。

 筐体前面にiPod用Dock(30ピン)を装備。使用しない時はフラットに収納できる。

前面はフラットだが、marantzロゴの部分を押すとDockがせり出してくる背面端子部。EthernetやUSB端子を装備。本格的なアナログRCA入力端子も装備している

 スピーカーは、ツイータとして新開発のBMRドライバ(65×65mm)を2基搭載。音を広く分散させられるのが特徴となっている。さらに、114mm径のウーファも2基搭載している。アンプはクラスDで、出力はツイータ用が25W×2ch、ウーファ用が50W×2ch。

 内蔵している無線LANは、IEEE 802.11b/gに対応。Ethernet端子も備えている。また、RCAのアナログ音声入力端子も用意。AirPlayやDLNA非対応のプレーヤーとも接続できる。

 時計表示機能、スリープタイマー、タイマー再生機能も搭載。インターネットラジオは6局までプリセットできる。

 消費電力は50W、待機時消費電力は0.5W。外形寸法は、Dock収納時で514×213.5×260.5(幅×奥行き×高さ)で、重量は8.1kg。リモコンが付属する。



(2012年 11月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]