ベスタクス、ニコ生やUstream対応の小型Web配信機

小型のスイッチャー兼ミキサー「PBS-4」の使用イメージ

　ベスタクスは、ニコニコ生放送やUstreamなどの動画配信で利用できる、小型のスイッチャー兼ミキサー「PBS-4」を12月27日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は49,800円前後。

　また、DJ用の片耳ヘッドフォン「KMX-3」も、12月27日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,600円前後。

Webブロードキャスト「PBS-4」

　複数の映像ソースや音声ソースを切り替えたり、調整するなどして、ニコニコ生放送やUstreamといったインターネット映像配信で利用できるもの。PCとUSB接続し、ミックスされた音と映像はUSB経由でPCに伝送され、PCから配信ができる。PCへの映像出力解像度は 720×480ドット、音声は16bit/48kHz。

PBS-4

背面の出力端子部分

　映像入力として、HDMI×1、コンポジット(RCA)×4、VGA(D-Sub 15ピン)×1を搭載。VGAでは1,024×768ドット、HDMIでは720×480ドットの映像が入力できる。音声入力は、RCAのアナログステレオ音声×3、Neutrikモノラルコンボ端子(XLR、 フォノ端子)×2、HDMI入力×1、USB端子(ループバック)×1を搭載する。

　USB端子はループバックが可能で、1台のPCだけで、DJコントローラーとDJソフトでリミックスした音楽データと、カム映像やビデオ映像をミキシングし、インターネットにアップロードしたり、ストリーミング配信が可能。

　筐体が210×147×45mm(幅×奥行き×高さ)、重量950gとコンパクトにまとまっているのが特徴で、キャリングケースも同梱する。対応OSは、Windows XP/Vista/7/8、Mac OS X 10.6以降。

片耳ヘッドフォン「KMX-3」

片耳ヘッドフォン「KMX-3」

　'98年に発売された、DJ用片耳ヘッドホンを限定復活させたもの。手に持って耳に当てるためのグリップを備えており、23度のグリップ曲がり確度や、長さ、グリップの径、素材などは、ニューヨークのプロDJのリクエストに応えて作られたという。

　サウンドは、モニターしやすい周波数特性に設定。根元にはL/Rのセレクトスイッチを備え、スプリットキュータイプDJミキサーのL側は選択したチャンネルをモニター、R側はマスターをモニターという仕様にも対応できる。

　ユニットは40mm径。音圧レベルは92dB/mW。インピーダンスは32Ω。再生周波数帯域は20Hz～20kHz。最大入力は100mW。入力は標準ステレオ。重量は285g。