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ソニー、水泳時にも装着できる「ウォークマンW」
IPX5/8防水のスポーツ向け。小型軽量化、実売1万円
(2013/1/15 13:00)
ソニーは、スポーツ向け「ウォークマンW」の新製品「NWD-W270シリーズ」(NWD-W273)を2月16日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は1万円前後。内蔵メモリは4GB。カラーはブラック(B)、ブルー(L)、ホワイト(W)の3色。
ランニングやトレーニングジムなどでの利用を想定した、イヤフォン一体型/ネックバンド式のウォークマン。従来モデルのNWD-W263から防水性能を強化して水泳にも対応可能としたほか、小型化も実現した。
従来モデルW263はJIS IPX5相当だったが、新モデルのW273はJIS IPX5/8相当(2m防水)に準拠。IPX 8は、等級7(水中1Mに30分没しても有害な影響を生じる量の水の侵入がない)より厳しい条件でも利用できるというもので、プールなどで泳ぎながら使用可能(施設のルールに準ずる)。なお、防水の対象となるのは真水、水道水、汗で、海水やサウナ、スキー、スノーボードなどは対象外。
W263に比べて体積比で30%削減し、重量は約29g(W263は約32g)に軽量化。小型化により水流抵抗も減らすことができたという。ネックバンドの形状も改良し、耳の後ろの部分で本体をホールド。本体が耳から飛び出る問題も解消したという。さらに、ネックバンドの長さに余りがある場合に備えて調整バンドも同梱。頭の幅の狭い人や、激しく動いた場合にも頭部に固定できるという。
そのほか、W263から電源ボタンの位置と形状を変更。従来はR側の背面にスライドスイッチを備えていたが、W273はR側の側面に電源ボタンとスライド式の電源ロックを装備している。
新たに、Mac OS(OS X 10.6~10.8)も正式サポートし、ドラッグ&ドロップで楽曲を転送できる。WindowsはXP/Vista/7/8に対応。なお、従来は本体にマイクロUSB端子を備えていたが、W273はケーブル直出しのUSBクレードルを介してパソコン接続する方式に変更。これにより小型化と防水レベルの向上を実現している。
イヤフォンはカナル型(耳栓型)で、13.5mm径ユニットの「EXヘッドホン」を採用。再生対応フォーマットは、従来と同じくATRAC/MP3/WMA/AAC/リニアPCM(WAV)で、DRM付きファイルには非対応。なお、2012年10月のリニューアル移行のmoraで購入した320kbps AAC楽曲は再生可能。楽曲の転送はドラッグ&ドロップ、または付属の楽曲管理/転送ソフト「x-アプリ」で行なえる。
楽曲のダイジェスト再生機能「ZAPPIN」を引き続き搭載し、「x-アプリ」で12音解析した曲の場合、サビに相当すると判断された部分を抜き出して連続再生できる。充電はUSB経由で行なう。3分充電で約60分の再生が可能で、連続再生時間は約8時間。S/M/Lのイヤーピースが付属する。
専用キャリングケース「CKS-NWW270」も2月16日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2,000円前後。NWD-W273をコンパクトに収納でき、内部/外部ともに汚れを拭き取りやすい素材を採用する。バッグやベルトへの装着も可能で、外形寸法は約178×120×53mm(幅×奥行き×高さ)。