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首かけスピーカー/ヘッドフォン一体型「ウォークマンW」
3つの聴取スタイルに対応。VPTで最適音場再生
(2013/9/25 13:07)
ソニーは、ヘッドフォン/スピーカー一体型のウォークマンWH 300シリーズ「NW-WH303」を10月19日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後。カラーはブラックとホワイトの2色。
ヘッドフォン本体に4GBのフラッシュメモリとオーディオプレーヤー機能、バッテリを内蔵し、単体で音楽再生が可能なウォークマンの新提案モデル。ヘッドフォンの前部にはスピーカーを内蔵しており、ヘッドフォンを耳から外して首かけしている際にスピーカーとして利用できる。さらに、通常の有線ヘッドフォンとしても利用できる。
「ヘッドフォン型ウォークマン」、「首かけスピーカー」、「ヘッドフォン」の3つのリスニングスタイルが利用できる新提案ウォークマンとして提案する。なお、ウォークマンWシリーズの「W」はウェアラブル(Wearable)の略。
ヘッドフォンにオーディオプレーヤーを内蔵
ヘッドフォン本体に4GBのメモリとウォークマン(オーディオプレーヤー機能)を内蔵。メモリに転送した楽曲をヘッドフォン本体だけで再生できる。対応音楽形式はMP3、AAC、ATRAC、WMA、リニアPCM。ハイレゾには対応しない。
本体にディスプレイは備えていないが、ハウジング部のコントローラで曲送りやボリューム、再生/停止などの操作が可能。ダイジェスト再生機能「ZAPPIN」(4秒/15秒)やプレイリスト再生機能、リピート再生機能(全曲のみ)を搭載している。
また、サウンドエンハンスメント機能も搭載。低音を強調する[1](重低音モード)と、中高域に伸びのある艶ある音とする[2](バランスモード)の2種類とオフを選択できる。
ヘッドフォンとしては密閉型となり、ユニットは30mm径でCCAWボイスコイルを採用。再生周波数帯域は30Hz~20kHz、感度は107dB/mW、インピーダンスは30Ω。低音強調機能のX-LOUDも搭載している。
ステレオミニの音声入力を装備するほか、105mmのケーブルが付属。ウォークマン機能を使わずに、通常のヘッドフォンとしても利用できる。その際は、パッシブ型のヘッドフォンとして動作するため、ボリュームや再生/停止などの本体ボタンでの操作は行なえず、サウンドエンハンスメントも適用できない。
首かけスピーカーとして動作。VPTで最適音場に
大きな特徴といえるのが、首かけスピーカーとしての利用。本体の前面に備えた2つのスピーカーは、イヤーパッドを外して首にヘッドフォンをかけた時に最適なスピーカー位置になるようにユニットを配置。本体内蔵のDSPと、ソニー独自のVPT(Virtualphones Technology)を首かけスピーカー用に新開発し、首かけ時に自然に広がる音場再生を実現するという。
ただし、首掛けスピーカー利用時には、当然周囲に音が発せられるため、ソニーでは公共のマナーを守った利用を呼びかけている。
折り畳んで持ち運びが可能。本体にはリチウムイオンバッテリを内蔵し、バッテリ駆動時間はヘッドフォン利用時で約20時間、スピーカー出力時で約5時間。マイクロUSB端子を装備し、USB経由で充電可能。3分充電での1時間再生に対応し、約2時間でフル充電が完了する。重量は約92g。