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【CES】ソニー、3D対応デジタル双眼鏡の次世代機を開発中
（2013/1/16 11:16）
2013 International CESのソニーブースでは、新4Kテレビや56型4K有機テレビなどを中心に展開していた。その中で、ひっそりと参考展示されていたのが、フルHD撮影対応のデジタル双眼鏡新モデルだ。
CES会場では参考展示となっていたものの、2011年発売の「DEV-3」の後継機として開発中で、商品化に向けた準備を進めているという。
基本的な機能としては、DEV-3とほぼ同じ。2つのレンズを持つという双眼鏡の特性を生かし、対象物をフルHD動画として撮影できるほか、2基のCMOSセンサーを備え、3D動画撮影も可能となっている。レンズはソニーGレンズで、0.8倍～12倍(2D表示時)のズームにも対応する。
DEV-3は、新しい市場を作るほどのヒットモデルとはなっていない。しかし、発売することで、多くのレスポンスを得ることができたという。大きく分けると、「重さ/大きさ、防水/防滴、覗いた時のフィット感」3つの指摘があったという。
新モデルはこれらの指摘に取り組み、多くのポイントを改善。重量については約30%軽量化した。「いろいろなシーンに持ち運ぶには重くて大きいという意見が強かった。この点、かなり改善できたと思う」という。
また、防水/防滴についてもスキーなどスノースポーツで使いたいといった多くの意見があったことから対応したという。利用時、特に覗きやすさについては、接眼レンズ部のラバー部のデザインの見直しなどで向上しているとする。
購入者の利用シーンは、バードウオッチングなどのアウトドア利用が中心とのことだが、新モデルでは「扱いやすさ」の向上により、積極的に選択してもらえる製品を目指したという。
録画やスペックはDEV-3とほぼ同じで、メモリーカードもSDメモリーカードとメモリースティックDUO。ただし、細かな部分で改善を図っており、左右のレンズも、DEV-3では双方が離れたレイアウトとなっていたが、新モデルでは近づいている。小型化とともに画質面での改善も図っているとのこと。
また、今回新たにビューファインダを有機ELにした。これにより、さらに見やすく、コントラストの高い映像を楽しむことが出来るようになったという。新モデルでは、ソニーとして新しい用途提案をするというより、使いやすさ、取り回しを向上することで、ユーザーそれぞれに適した使い方を見つけて欲しい、とのこと。