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ソフトバンク、初の地デジフルセグ対応スマホ2機種
'13年夏モデル。「時代はフルセグが当たり前」
(2013/5/7 14:50)
ソフトバンクモバイルは7日、スマートフォンなどの2013年夏モデルを発表した。新端末は、業界初とする、地上デジタルテレビ放送のフルセグを視聴可能な2機種を含む、スマートフォン4機種をラインナップする。そのほか、既発表のシンプルスマホ「204SH」や、ディズニーモバイルの「DM015K」、PocketWiFiの「203Z」などを含めて、2013年夏モデルとする。
新たに発表された4モデルのうち、フルセグ受信に対応するのはシャープ製の「AQUOS PHONE Xx 206SH」と、富士通製「ARROWS A 202F」の2機種で、ワンセグに比べて大幅に高画質な映像でテレビを楽しめる。なお、ワンセグ受信も可能で、受信状況に応じて切り替えて利用可能。2機種とも5型のフルHD液晶ディスプレイを搭載し、OSはAndroid 4.2。
型番 メーカー | ディスプレイ | フルセグ | 発売時期 |
---|---|---|---|
AQUOS PHONE Xx 206SH シャープ | 5型 1,920×1,080ドット 液晶 | ○ | 6月下旬以降 |
ARROWS A 202F 富士通 | 5型 1,920×1,080ドット 液晶 | ○ | 6月下旬以降 |
AQUOS PHONE ss 205SH シャープ | 4型 854×480ドット 液晶 | - | 6月中旬以降 |
DIGNO R 202K 京セラ | 4.3型 1,280×720ドット 液晶 | - | 7月中旬以降 |
AQUOS PHONE Xx 206SH
5型/1,920×1,080ドットのS-CGシリコン液晶を備え、地デジのフルセグ/ワンセグが視聴可能なほか、録画にも対応。付属の卓上ホルダには、外部テレビアンテナ接続用の端子も備える。カラーはブラック、ブルー、ラスターホワイトの3色。
カメラは1,310万画素。F1.9の明るいレンズを搭載する。ドルビーモバイルv3も搭載する。CPUはクアッドコアのクアルコム「Snapdragon APQ8064」(1.7GHz)。ストレージは32GBフラッシュメモリで、最大64GBに対応するmicroSD/SDHC/SDXCスロットも備える。MHL対応のmicroUSBを備え、テレビのHDMI端子に接続して映像出力可能。おサイフケータイ(FeliCa)やNFC、赤外線通信もサポートする。バッテリ容量は3,080mAh。外形寸法と重量は未定。
ARROWS A 202F
5型/1,920×1,080ドット液晶で、ブルーライトカット機能も搭載。地デジのフルセグ/ワンセグ視聴が行なえる。端末を手に持っている間はバックライトをOFFにしない機能「持ってる間ON」も搭載。カラーはグレースブルー、ピンク、ブラック、ホワイトの4色を用意する。
カメラは1,310万画素。CPUはクアルコムのSnapdragon APQ8064(1.7GHz/クアッドコア)。ストレージは64GBフラッシュメモリ。最大64GBのmicroSD/SDHC/SDXCスロットも備える。バッテリ容量は3,020mAh。外形寸法は約139×69×9.9mm(縦×横×厚さ)、重量は約158g。
「スマホ時代のつながりやすさNo.1」。スギちゃんは「繋我利スギ」に改名!?
孫正義社長は発表会で、これまでの「繋がりやすさ」改善のための取り組みを説明。公衆無線LANスポットの拡大や、基地局の「小セル化」によるトラフィックの分散などを行なっているほか、通信ログを収集し、月間6億件に上るビッグデータによって「どの基地局が何曜日の何時にどれくらい混むか」といった分析を進めているという。
スマートフォンのデータ通信接続率などを調査したAgoopによれば、5月5日時点で、ドコモ/auに比べてつながりやすい(Yahooの防災情報アプリと、Agoopのラーメンチェッカーアプリ利用者のデータ)という結果になったという。孫社長はこうした調査結果などを挙げて「世界で最もつながりやすい。これはイメージ戦略や広告戦略ではなく、科学的根拠に基づいたもの」とアピールした。
スマートフォンの新機種については、フルセグ対応の「AQUOS PHONE Xx 206SH」や「ARROWS A 202F」などを、「世界最強のネットワークを活用する端末」として紹介。ワンセグに比べて圧倒的に高画質なことなどを説明し「時代はワンセグではなく、フルセグが当たり前」と述べた。
発表会には、ゲストとしてゴールデンボンバー、IKKOさん、スギちゃんが登場。ゴールデンボンバーの4人とIKKOさんは、同日に発表された「SoftBank HealthCare」で利用するリストバンド型のFitbit Flexを手首に着けて登場。「軽くて、着けていても気にならない」と驚いていた。
SoftBank HealthCareは、Fitbit Flexと専用アプリを使ったサービスで、月額490円で提供。スポーツ時の歩数/距離や消費カロリー、睡眠時間、睡眠の深さなどをスマホ(iPhone 4S以降とAQUOS PHONE Xx 206Sに対応)で管理できる。アプリには、健康的な生活を続けた場合と、不健康な生活を続けた場合の未来の体重や顔を予測する機能も備えている。
ゲストのゴールデンボンバーとIKKOさんも、このアプリを使って未来の予測にトライ。健康的な生活を続けた場合は、20年後の顔写真(予測)にも大きな変化は無かったが、不健康な生活を続けた場合は、5人ともシワやたるみのある顔に変化。会場からも笑いが起こった。
続いて登場したスギちゃんは、ゴールデンボンバーの新メンバーに加わることを熱望。メンバーとして参加するにあたって新しい名前も考えており、「凄比弩速スギ」(スピードはや過ぎ)、「詰摩羅無スギ」(詰まらなさ過ぎ/パケ詰まりしないという意味)、「繋我利スギ」(つながり過ぎ)という3つの候補を紹介。
「これまで『つながらな過ぎ』といわれ続け、6年間苦しんだ」という孫社長は「繋我利スギ」が特に気に入った様子で、最近ソフトバンクのCMの声がかかっていないというスギちゃんに対し、改名したらという条件でCM起用を約束。これにスギちゃんも応じ、「繋我利スギ」への改名が決まった。