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アイ・オー、DTCP+対応RECBOXにトランスコーダ搭載モデル
6月発売へ開発表明。従来機もアダプタで対応へ
(2013/5/7 16:19)
アイ・オー・データ機器は、自宅のテレビ/レコーダで録画した番組を保存し、外出先からでも視聴できる「DTCP+」対応のNAS「RECBOX +REMOTE(レックボックス リモート)」の新モデルとして、トランスコード機能を搭載した新製品「HVL-AT」を6月より発売する。今回は開発表明にとどまり、価格や発売日は未定としている。
また、DTCP+の初対応モデルとなるRECBOX +REMOTEの現行機種「HVL-Aシリーズ」用の別売トランスコーダ「GV-TRC/USB」も6月発売予定。USBで接続することでHVL-Aシリーズがトランスコード対応となる。
従来モデルのHVL-Aシリーズは、初のDTCP+対応NASとして2月に発売。レコーダで録画したデジタル放送番組をHVL-Aシリーズにダビングすることで、外出先のDTCP+クライアントから視聴可能としていた。
しかし、外部から家庭内のNASにアクセスして録画番組視聴する「リモートアクセス視聴」については、推奨ビットレートが1~5Mbpsとなっている。そのため、デジタル放送のDRモード録画番組や、高ビットレートの番組は、レコーダからHVL-Aシリーズにダビングする際に1~5Mbps程度に抑えてからHVL-Aシリーズに転送する必要があった。
新モデルのHVL-ATシリーズでは、RECBOX +REMOTE本体側にトランスコーダを内蔵することで、HVL-ATシリーズのHDD内のコンテンツを低ビットレートにトランスコードして配信可能となる。同様にHVL-AシリーズでもUSBアダプタを接続することで、トランスコード配信に対応する。
また、これまではDTCP+対応クライアントがパソコンのみに限定されていたが、5月7日発表のソフトバンクモバイル「ARROWS A SoftBank 202F」もDTCP+に対応。DTCP+のクライアント機器として利用できる。