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ボーズ、同社初のBluetoothヘッドフォン「AE2w」

Bluetoothモジュール着脱可能。26,250円

AE2w Bluetooth headphones

 ボーズは、同社初のBluetoothヘッドフォン「AE2w Bluetooth headphones」を6月7日に発売する。カラーはブラックのみで、価格は26,250円。

 左側のハウジング下部に、Bluetoothレシーバやバッテリ、操作ボタンを内蔵したコントロールモジュールが装着されたBluetoothヘッドフォン。既発売の有線接続ヘッドフォン「AE2 audio headphones」をベースにしている。なお、Bluetoothコントロールモジュール部分は着脱でき、付属のケーブルを接続すれば、有線接続のパッシブヘッドフォンとして使うこともできる。

正面から見たところ
右側面
Bluetoothコントロールモジュールは左ハウジングに装着する
このようにモジュールを取り外す事も可能
付属のケーブルを接続すれば、有線接続ヘッドフォンに変身

 軽量なのも特徴で、Bluetoothコントロールモジュールを接続した状態で150g。Bluetoothユニット単体と、付属の有線接続ケーブルは、同等の重さになっているという。なお、AE2に、AE2wのBluetoothコントロールモジュールを取り付ける事も可能だが、モジュールの単品販売は行なわれない。

 BluetoothのプロファイルはHSP/HFP/A2DP/AVRCPに対応。コーデックは非公開。様々なBluetooth機器と連携できるが、特にiPadに最適化した設計になっており、映像と音声のタイムラグを抑え、iPadでの映像鑑賞に適したモデルとして訴求。モジュールは音量調節ボタンと、再生/一時停止操作などが可能なボタンも備えている。さらにモジュールにはマイクも装備。ハンズフリー通話にも対応する。

モジュールにはControl用ボタンも装備
充電はUSB経由で行なう
操作しているところ

 モジュールにリチウムイオンバッテリを内蔵。USB経由で充電でき、約7時間の連続再生が可能。連続待受時間は約200時間。なお、ヘッドフォンから取り外したモジュール単体で充電ができるため、充電時にPCの脇にヘッドフォンを置く必要は無い。iOSデバイスとワイヤレス接続した場合は、iPadなどの画面上にバッテリ残量が表示される。

 ハウジングはフラットに折り畳み可能。充電用USBケーブル、有線接続用ケーブル(169cm)、キャリングケースを同梱する。

ハウジングは平らに折りたためる
iPadとの連携を重視した設計を採用

音を聴いてみる

 推奨の組み合わせとして、iPadでクラシック音楽の映像を再生しながら、Bluetooth経由で音を聴いてみた。

 映像と音声のタイムラグはほとんど感じず、快適に視聴が可能。ハウジングはコンパクトだが、音場の広がりが豊かで、抜けも良く、閉塞感をほとんど感じない。軽量でもあるため、頭部への負担も少なく、長時間の視聴でもストレスが少なそうだ。

 Bluetoothと言うと、中低域が薄くてサッパリした再生音をイメージしがちだが、AE2wの再生音はバランス良く、低音も適度に沈み、中低域にも程よい迫力がある。ワイヤレスでもリッチなサウンドが楽しめるモデルと言えそうだ。

(山崎健太郎)