ニュース

パナソニック、iPhoneにも放送転送できるCATV用モデム

無線LAN/チューナ内蔵。テレビとネットの2画面表示も

TZ-CMP01M

 パナソニックは、スマートフォンなどへのDLNA/DTCP-IP放送転送機能も備えた無線LAN対応ケーブルモデム「TZ-CMP01M」を9月に発売。CATV事業者向けに提供する。

 DOCSIS 3.0準拠のケーブルモデムに、無線LANルータ、CATV用の地上/BSデジタル放送、CATV放送用チューナを搭載した製品。Ethernetを3系統備え、うち1系統はWAN端子を兼用。光回線終端装置などに接続することで、TZ-CMP01MをIEEE 802.11a/b/g/nの無線LANルータとして使える。無線LANインターネット接続が可能なほか、受信した映像を別室のDLNA/DTCP-IP対応スマートフォン/タブレット/テレビなどでも視聴できる「ハイブリッド型ケーブルモデム」としている。

 iPhone/iPad/iPod touchでテレビ視聴する場合は、App Storeで配信中のパナソニック製STB向け無償アプリ「DiXiM CATV Player」を使用。選局のしやすさにこだわったUIで、快適なCATV視聴が行なえるという。さらに、画面を2分割して番組を見ながらWeb閲覧する機能も搭載。番組視聴しながらインターネット検索したり、SNS共有するといったことが可能。

 64QAM/OFDM変調に対応した地上/BSデジタル、CATVのシングルチューナを搭載。ケーブルDLNA運用仕様(JLabs SPEC-020)に準拠しており、対応のDLNAクライアント端末から、視聴年齢制限付き番組を視聴できる。USB 2.0端子を備え、将来のバージョンアップにより、別売USB HDDへの録画機能も追加予定。さらに、外出先からのリモート予約録画にも対応予定としている。

 本体は縦置きで、ラウンドフォルムの筐体を採用。電源はACアダプタを使用し、消費電力は17W。外形寸法は70×185×196.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.7kg。

(中林暁)