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ゴンゾ、スマホ向けアニメ配信の「GONZOファンストア」

「SoltyRei」など月額315円。「石川代表とのトーク権」も

GONZOファンストア

 アニメ制作/販売を手掛けるゴンゾは、スマートフォン向けのアニメ配信サイト「GONZOファンストア」を8月5日より開始する。料金は月額315円で、作品によっては追加で視聴料金が必要となる。

 視聴可能な端末はiPhone/iPadやAndroidスマートフォン/タブレットで、詳細はスマートフォン用サイト内で案内している。

 5日より、「犬とハサミは使いよう」、「君のいる町」、「絶対防衛レヴィアタン」などゴンゾの新作/準新作のほか、「ドルアーガの塔」、「アフロサムライ」、「SoltyRei」の過去作品を含めた合計6作品を配信開始。新作/準新作の3作品については、1話が無料で、それ以外は1話105円~210円の追加料金が必要。過去作の3作品については前述の月額315円のみで見放題となる。映像は低画質(1Mbps)と高画質(1.5Mbps)の2種類を用意する。

 今後も随時、ゴンゾ作品を配信するとしており、サイト内にはこれまでオンエアされた「フルメタル パニック!」や「ストライクウィッチーズ」などの作品一覧ページを掲載。これらの中から、許諾などの権利関係がクリアになったものから順に配信される。さらに、会員向けのポイント特典として、「レアな映像や画像、作品のプロデューサーでもある『石川代表とGONZOスタジオで30分フリートーク権(豪華カステラ付き)』などの特典も予定している」という。

 「GONZOファンストア」は、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ(SMC)が提供するレベニューシェア型のマルチデバイス映像配信課金サービスを利用したもの。SMCは「ワンソースでパソコンからスマートフォンまで多様なデバイスに対応した映像配信課金サイトを手軽に構築できるサービスを提供する」としており、有料会員の継続施策であるポイント特典制のカスタマイズに対応するほか、Web初期制作やプロモーションなども行ない、初期投資を抑えた配信サービスを構築できるという。

 GONZOファンストアでは、CMS(Contents Management System)を使って、ゴンゾが独自にアニメコンテンツを更新・アレンジできるスマートフォン向けウェブサイトの初期制作やポイントシステムの構築をSMCがサポート。さらに、サイト販促施策として、オリジナルゆるキャラ「ゴンぞう」の開発やリピート性の高いプロモーションビデオの制作、YouTubeなどでのBUZZプロモーション展開のほか、新作アニメ「犬とハサミは使いよう」をフィーチャーした、スマートフォン向けスキンアプリ「きせかえカレンダー」の期間限定キャンペーンなども行なっている。SMCは今後も、この配信のシステムを、顧客の二ーズに合わせてアレンジしながら展開していくという。

5日より配信される「犬とハサミは使いよう」など
過去にオンエアされた作品の一覧ページ

(中林暁)