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東芝、BDを省いて小型化した6ch全録レコーダ「D-M470」
実売10万円の新レグザサーバー。最大7ch録画も
(2013/10/8 11:59)
東芝は、6チャンネルの同時録画を行なう「タイムシフトマシン」を搭載したレコーダ「レグザサーバー」の新モデルとして、Blu-rayドライブを省き低価格/小型化した新モデル「D-M470」を10月30日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万円前後。
2TB HDDを搭載したレコーダ/ホームサーバーで、地上デジタルの6チャンネル/最大7.5日分の放送を録画し続けて、自由に視聴できる“タイムシフトマシン”機能を搭載する。6chの同時録画が行なえるいわゆる“全録”レコーダだが、従来のレグザサーバー「DBR-M490」からBDレコーダ/プレーヤー機能を省き、体積比で約1/3まで小型化した。
東芝では、D-M470の投入と同時発売のBD搭載で3chタイムシフト+3ch通常録画/タイムシフト対応の「DBR-T460/T450」とあわせて、レグザサーバーのラインナップを強化。タイムシフトマシンの利用者拡大と、ユーザーの多様な視聴スタイルに対応していくという。
多チャンネル録画機能「タイムシフトマシン」用に、地上デジタルチューナ×6を搭載。通常録画用に地上/BS/110度CSデジタルチューナ×1を備えており、合計のチューナ数は、地上デジタル×7、BS/110度CSデジタル×1。通常録画用チューナもタイムシフト用に利用でき、その際は最大7chの同時録画が可能となる。
HDD容量は2TBで、タイムシフトマシンに最大1.75TB、通常録画に最大1.5TB割り当て可能。また、別売のUSB HDDを接続して、容量の拡張も可能となっている(タイムシフトの2系統に割当可能)。録画形式はMPEG-4 AVC/H.264で、AVC最高画質(内蔵HDD/6ch録画で約2日)、AVC高画質(同約3日)、AVC中画質(同約4日)、AVC低画質(同約6.5日)、AVC最低画質(同約7.5日)の5モードが選択できる。なお、DRモードでのタイムシフト録画には非対応。
タイムシフト録画番組は、割り当てしたHDD容量まで録画されると古いものから自動で消去。自動削除される前に、残しておきたい番組を通常録画用HDD保存でき、最大10番組までダビング予約可能。
通常録画時には、AVC長時間モードだけでなく、MPEG-2 TSのDRモード録画も行なえ、BS/110度CSデジタル放送の録画も可能。
タイムシフトマシン録画番組のおすすめ機能となる「ざんまいプレイ」にも対応。リモコンの「ざんまいプレイ」ボタンを押すことで、タイムシフト録画されている番組から、現在視聴中の番組やユーザーの好みに関連性の高い番組を画面上でおすすめする。また、「新おまかせプレイ」に対応。再生中に「おまかせ」ボタンを押すことで、プレイリストを作成すること無く、本編のみを再生(CMスキップ)が可能となる。なお、新おまかせプレイが利用できるのは、マジックチャプター「入」で録画した番組のみ。
BDドライブを省いたものの、同社レコーダへのネットワーク転送/ダビング機能「ネットdeダビングHD」に対応。BDドライブ搭載のレグザリンク・ダビング対応機種やライターにダビングできる。対応機種は、RD-X10/BZ800/BZ700/BR600/BZ810/BZ710/BR610、DBR-Z160/Z150/Z260/Z250/T360/T350/Z320/Z310/T460/T450、D-BR1/DBP-R500。
チャプタ編集やプレイリスト編集、番組分割/結合などの編集機能を搭載。DTCP-IPサーバーにも対応し、「レグザリンク・シェア」により、レグザタブレットの「RZプレーヤー」などから録画番組の再生が行なえる。
出力端子はHDMI×1とコンポジット×1、光デジタル音声×1、アナログ音声×1。HDMIはDeep Colorに対応する。EthernetやUSBも装備。USB端子は2系統でタイムシフトHDD用と、通常録画用外付けHDD用。B-CASカードは地デジ用と地上/BS/110度CSデジタル共用を各1枚搭載する。
消費電力は40Wで、通常待機時7.9W、省エネ待機時0.07W。外形寸法は361×217×50mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.3kg。リモコンやB-CASカードなどが付属する。