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IMAGICA、4K/60p対応など4K映像制作に向けサービス体制強化

 IMAGICAは7日、包括的な4K映像制作サービス提供体制を構築したと発表した。4K映像制作ニーズの高まりに対応し、人材育成と最新機材の導入を進め、4K映像制作のサービス提供体制を強化した。

 同社の4K映像制作向けサービスは、撮影から仕上げまで4K/60p制作をトータルでサポートすることを狙い構築。撮影段階では、4Kカメラやレンズなどの機材を揃え、技術サービスを提供、撮影データのファイルインジェストやデジタルイメージングテクニシャン(DIT)によるONSET DOCKを活用したファイル管理を行なう。

 ポストプロダクション作業では、専任スタッフが各種ファイルフォーマット変換やオフライン編集用のデータ作成、ノイズやデータ破損などの画質チェックを行なうなど、素材の受け入れ体制を整備。スタジオ内では色管理された視環境でエディターやグレーダーが編集、カラコレ、テロップ入れ等のフィニッシング作業を行なうという。そのほか、画質向上のためのフィルター処理や解像度変換(アップコンバート、ダウンコンバート)、フィルムスキャニング、DCP作成、配信用エンコードなど、4K映像対応を強化している。

 6月にはQuantel製iQ Pablo Rio(4K/60p対応)を導入。さらにAdobeのPremiere Pro Creative Cloud(4K/60p対応)を採用し、編集、カラコレ、フィニッシング作業など4K映像制作に向けたサービス強化を図った。総務省による4K/8K普及に向けたロードマップの発表以来、顧客との情報交換や技術検証を続け、様々なプロジェクトで実績を重ねたとする。

 IMAGICAでは、今後も新たなコーデックやインターフェース、モニターや、高解像度、ハイフレームレートといった画質の進化にも積極的かつ柔軟に対応していくとしている。

(臼田勤哉)