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ソニー、ウォークマンF880を「DSEE HX」対応にアップデート。トラック検索も追加

NW-F880をアップデートすると、「DSEE HX」に対応

 ソニーは、ハイレゾ対応ウォークマンの「NW-F880シリーズ」を12月11日よりアップデート。高音質化技術「DSEE HX」の追加など、機能強化が行なわれる。対象モデルはNW-F885、NW-F886、NW-F887の3製品。アップデート後のバージョンはVer1.10。

 「DSEE HX」は、圧縮音源を24bit/192kHzへハイビット/ハイサンプリング化する高音質化技術。MP3やAACなどで失われやすい微小な音の再現性を向上させる。ウォークマンの最上位モデル「NW-ZX1」には12月7日の発売時点で搭載されており、既発売の「NW-F880」についても、アップデートで12月中旬より対応すると予告していた。なお、DSEE HXの詳細については、11月29日の記事で掲載している

 F880には、既に高音質化技術のDSEEが搭載されているが、アップデート後はDSEE HXに切り替わり、メニュー内でON/OFFの切り替えが可能。なお、ONにするとバッテリの消費量が大きくなり、ソニーによれば「OFF時に比べて再生時間は約半分になる」という。

 NW-F880のアップデートでは、DSEE HX以外にも機能強化を行ない、W.ミュージックには「トラック検索機能」が追加。楽曲名などを直接入力することにより、簡単に曲を探せるようになる。

 不具合修正も行なわれており、Bluetooth使用後、まれに音質設定が働かない問題を改善。また、再起動後、最初に音楽を再生した時にノイズが発生する症状も改善される。

(中林暁)