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BDA、ブルーレイの魅力を訴求するブロガーイベント開催。10万円/100インチで“映画体験”を向上

 Blu-ray Disc Association(BDA)は14日、ブロガーイベント「10万円で100インチ本格ブルーレイホームシアター体験イベント」を都内で開催した。AV Watchも協力し、弊誌で「本田雅一のAVTrends」を連載中の本田雅一氏が、講師としてBD(ブルーレイディスク)の魅力を説明した。

10万円でもできるホームシアター

体験イベントの模様

 イベントはBD(ブルーレイディスク)の魅力を多くの人に伝えるという趣旨で開催。会場は一般家庭を模した1LDKのマンションで、11畳のリビングダイニングにメインのホームシアターシステムを構築、5.2畳の寝室にも簡易シアターシステムを設置し、「気軽に楽しめる大画面」を提案した。参加者は映画好きのブロガーで、第1回は女性のみ6名、第2回は男性のみ6名が参加。様々なBDコンテンツを見ながら、DVDとBDの画質や見え方、映画としての体験の違いを本田氏が解説した。

 BDによる映画の迫力を手軽に体験するため、今回は10万円程度で購入できるプロジェクタを揃え、それを中心にホームシアター提案を行なった。

体験イベントの模様。女性
体験イベントの模様。男性
メインのプロジェクタはエプソン「EH-TW5200」

 メインとなるリビングでのデモには、フルHDプロジェクタとしてエプソンの「EH-TW5200」(実売9万円)とベンキュージャパン「W1080ST(直販99,800円)」を採用した。スクリーンは約16,000円と低価格なピジョンのロールアップ型ペーパースクリーン「RSW-100C」、サウンドバーはパイオニア「SBX-N700SB(実売46,800円)」を使用した。こちらは、プロジェクタとスクリーンの組み合わることで、ほぼ10万円で大画面での映画体験ができることを狙った構成だ。なお、BDプレーヤーは多面体デザインが特徴のソニー「BDP-S5100」を使った。

約1.5〜1.8mで100インチが楽しめるベンキュー「W1080ST」も紹介
ベンキュー「W1080ST」
サウンドバーはパイオニア「SBX-N700SB」。BDプレーヤーはソニー「BDP-S5100」

 一方、寝室を模した部屋には、720pプロジェクタのエプソン「EH-TW510(実売63,000円)」を使って、BDや写真を大画面で楽しめるというデモを用意。スクリーンは、オーエスの立ちあげ式モバイルスクリーン「MS-83FN(同34,000円)」を使った。また、デスクトップPCでの再生や深夜使用をイメージし、ヘッドフォンもAKG「K701」や「K619」を紹介した。

オーエスの立ちあげ式スクリーン「MS-83FN」で狭い寝室でも大画面を訴求
720pプロジェクタのエプソン「EH-TW510」
TW510の設置性の高さから壁投射も注目度が高い
ヘッドフォンはAKG「K701」を紹介
AKG「K619」

映画“体験“を向上するためにあるBD。映画をより楽しむために

BDの魅力を解説する本田雅一氏

 最初にDVDで映画を上映。次にBDを上映すると、その違いに驚きの声があがることも。BD(1,920×1,080ドット)とDVD(720×480ドット)の解像度差は大きいが、100インチ上映すれば初めてBDを体感する人でも明確な違いを感じてもらえたようだ。

 体験会は約1時間半に及んだが、本田氏が強調したのは「容量がDVDのxx倍、解像度がxx倍」といったスペックの話ではない。本田氏は、映像を見ながら「映画としての演出」や見え方の違いを紹介し、「映画をより楽しむため」にBDの容量や解像度、そして大画面が活きてくることを説明した。

 例えば、バストアップが中心のテレビ的な画面と、俯瞰や引きの構図が多い映画的な画面の違い。これらは製作者が意図する再生環境(映画館か、テレビか)の違いによって生まれるもの。また、映画の演出の中でも、こうした構図の違いが意図的に使われることもある。大画面かつ豊富な情報量が伝わる環境こそ、より「映画的」な体験ができるというわけだ。

 また、同じ映画で時代背景の違いを映像で説明するために、あえて「色温度」を変えてシーンを撮影したり、カメラの被写界深度や「ボケ感」の違いで感情の揺らぎを表すなど、映画にはセリフには現れない、製作者のさまざまなこだわりが潜んでおり、そうしたこまかなこだわりが作品の流れを暗示している。本田氏が説明したのは、こうした「セリフにならないストーリーテリング」。それを“映像から感じることができる”ことこそ、BDや大画面で映画を楽しむ醍醐味といえる。

初見でもわかるBDとDVDの体験の違い。実は音楽BDが注目?

壁投写にも注目

 BDの体験を終えると、「BDを初めてきちんと見た」という人はやはりDVDとの画質の違いに驚いていたようだ。ホームシアターで敬遠されがちなスクリーンの設置については、安価な製品もあることや、立ちあげ式のスクリーンなどを説明したが、女性陣からは「普段目立たなければアリ」という声や、スクリーンなしの壁投射でも満足できそうとの意見が出ていた。

 また、女性には映画だけでなく、音楽BDを支持する人が多かったのも印象に残った。一方、BDや映画に詳しい方は、映画製作のトレンドや、4Kについて、配信とBDの関係などを本田氏に尋ねる一幕もあった。

(臼田勤哉)