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Samsung、Tizen搭載/テレビも操作できる腕時計型端末「Gear 2」と「Gear 2 Neo」

Samsung Gear 2

 Samsung Electronicsは、テレビなどのリモコンとしても使える腕時計型ウェアラブル端末の新製品「Samsung Gear 2」と「Samsung Gear 2 Neo」を、スペイン・バルセロナで2月24日(現地時間)より開幕する「Mobile World Congress 2014」(MWC2014)に合わせて発表した。グローバルで4月より発売予定としている。

 いずれも、音楽プレーヤーやBluetooth 4.0などを搭載した腕時計型の端末。同社やNTTドコモ、インテルなどが推進する新OS「Tizen」をウェアラブル向けに初めて搭載した。両機種の大きな違いはカメラの有無で、Gear 2には200万画素のAF搭載カメラを内蔵する。Bluetoothを備え、Galaxyスマートフォンと連携して通話やメールの通知などが可能。アプリを使って機能の追加も行なえる。

Samsung Gear 2 Neo

 1.63型/320×320ドットの有機ELディスプレイを備え、単体で動画/音楽プレーヤーとしても動作。動画はMPEG-4 AVC/H.264(MP4)や3GP、音楽はMP3/AAC/OGGの再生が可能。Bluetoothヘッドセットなどで聴くことができる。Gear 2は720p動画撮影も行なえる。

 IrLEDも内蔵し、リモコンアプリの「WatchON」を使って、テレビやSTBなどの機器をGear 2/Gear 2 Neoから操作することも可能。心拍計や歩数計などのセンサーを備え、フィットネス向けの機能も利用できる。1.0GHzのデュアルコアプロセッサを搭載する。

 内蔵するリチウムイオンバッテリの容量は300mAhで、通常利用で2~3日間、最長で6日間の連続使用が可能。外形寸法と重量は、Gear 2が58.4×36.9×10mm(縦×横×厚さ)、68g、Gear 2 Neoが58.8×37.9×10mm(同)、55g。カラーは、Gear 2がCharcoal Black、Gold Brown、Wild Orangeの3色。Gear 2 Neoは、Charcoal Black、Mocha Grey、Wild Orangeを用意する。

Samsung Gear 2のCharcoal Black、Gold Brown、Wild Orange
Samsung Gear 2の背面
Samsung Gear 2 Neoの背面

(中林暁)