ニュース
B&W、マセラティとコラボした162万円のスピーカー
805Dベースで革張り。ヘッドフォンのP5も
(2014/3/7 13:00)
ディーアンドエムホールディングスは、英B&W(Bowers & Wilkins)と、自動車メーカーのマセラティがコラボレーションしたスピーカー「805マセラティ・エディション」と、ヘッドフォン「P5マセラティ・エディション」を4月に発売する。価格はスピーカーが1台810,000円(ペア販売/専用スタンド付属)、ヘッドフォンはオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後。
スピーカー、ヘッドフォンのどちらも世界で各500台の限定生産となっており(805はペアで500台)、日本への割り当ては100台の予定。
B&Wとマセラティは、昨年の4月にマセラティが発表した「クアトロポルテ GT S」に、オプションとしてB&Wのオーディオシステムを採用するなど、従来からコラボレーションを行なっていたが、その広がりの1つとしてスピーカーとヘッドフォンが登場する。
805マセラティ・エディション
805マセラティ・エディションは、805 Diamondをベースにしており、搭載するユニットなどのパーツは通常モデルと同じ。主に仕上げやデザイン面が異なる。キャビネットの表面は、ピアノラッカーで仕上げた、サトウカエデの天然木製バーズアイメープル材の突き板仕上げ。天面とバッフルには家具メーカーのポルトローナ・フラウ製のナチュラルレザーを使用。これは、マセラティのインテリアを反映したものだという。
付属の専用スタンドも、筐体と同様にピアノラッカーで磨き上げられた仕上げとなり、マセラティのトライデント(三叉の銛)があしらわれている。スタンド内部には空洞があり、珪砂などを入れ、音のチューニングができる。
通常モデルとこうした違いがあるため、音にも変化があり、「測定器で計測するとノーマルモデルと同じだが、聴いた感じでは響きに違いがあり、イタリア風のリッチなサウンドになっている」という(マランツ音質担当マネージャー 澤田龍一氏)。
2ウェイのブックシェルフで、ノーチラス・テーパー・チューブを備えた25mm径のダイヤモンド・ドーム・ツイータを採用。ウーファは165mm径のウォーブン・ケブラーコーン。フロントバスレフで、ポートにはフローポートで風の乱れを低減している。再生周波数帯域は42Hz~33kHz。クロスオーバー周波数は4kHz。出力音圧レベルは88dB。インピーダンスは8Ω。
外形寸法は238×327×418mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12kg。スタンドを含めたサイズは、255×368×1,016mm(同)で、スタンドの重量は10kg。