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ニール・ヤングらによるPono、ハイレゾプレーヤー「PonoPlayer」を発表。Ayreが協力

PonoPlayer

 ミュージシャンのニール・ヤングが設立し、「アーティストの意図の再現」を目標に音楽配信サービス/ハードウェア開発を目指す米PonoMusicは、ハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「PonoPlayer」の受注を開始した。価格は399ドル。クラウドファンディングサービスのKickStarterでは300ドルで先行予約を受け付けており、出荷は10月を予定している。

 PonoMusicは、スタジオマスタークオリティの楽曲を妥協無く届けることを目的としており、FLAC形式のハイレゾ音楽配信サービス「PonoMusic」と、ポータブルオーディオプレーヤー「PonoPlayer」を展開する。

 PonoPlayerは、米Ayre Acousticsと共同で開発したポータブルオーディオプレーヤー。64GBの内蔵メモリとmicroSD(最大64GB)に対応したポータブルオーディオプレーヤー。カラーはイエローとブラックの2色を用意する。製造はPCH International。

 DAC型番は明らかにしていないが、「今日最高と考えられるものの一つ」としており、不自然なプリリンギングを防ぐAyre独自のデジタルフィルタ技術や、ゼロフィードバック回路などを採用している。24bit/192kHzまでのFLACに対応。そのほか、Apple LosslessやWAV、AIFF、MP3、AACファイルの再生が可能。楽曲はUSBケーブルを使って、WindowsやMacから転送可能。バッテリ駆動時間は約8時間。外形寸法は12.7×5.1×2.57cm。

 Pono Musicは、FLAC形式での音楽配信を行ない、アルバム価格は14.99~24.99ドルを予定している。

(臼田勤哉)