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HGST、4K動画編集向けのThunderbolt 2対応HDD「G-SPEED Studio」を米国で5月発売

左が「G-RAID Studio」、右が「G-SPEED Studio」

 HGSTジャパンは、「G-Technology」シリーズのストレージ新モデルとして、4K動画編集時などの高速データ転送にも利用可能なThunderbolt 2接続の「G-SPEED Studio」と「G-RAID Studio」を発表。米ラスベガスで開催中の「NAB 2014」で展示している。「G-SPEED Studio」は5月、「G-RAID Studio」は4月より米国で発売し、価格はG-SPEEDの24TBモデルが3,599.95ドル、16TBが2,699.95ドル、12TBが2,199.95ドル。G-RAIDは12TBが1,299.95ドル、8TBが849.95ドル、6TBが699.95ドル。対応OSはMac OS X 10.9以降で、G-RAIDはWindows 7/8.1もサポートする。

 転送速度20GbpsのThunderbolt 2や7,200rpmのHDDを搭載し、高速データ転送が必要な4K動画編集などに利用できる外付けHDD。「ハイエンドなコンピュータやワークステーションにマッチする」というブラックの本体デザインを採用している。

「G-RAID Studio」は4基のドライブベイを装備

 G-SPEED Studioは、4台のリムーバブルHDDを搭載でき、6TBのドライブを採用。RAID 0/1/5/10構成から選択できる。RAID 0構成時は660MB/sの高速データ転送が行なえ、2系統のThunderbolt 2ポートでデイジーチェーン接続も可能。マルチストリームの2K/4K動画編集などの利用を想定し、RAID 5構成の場合、最大30時間のProRes4444コーデックの4K動画編集や、3ストリームの4K動画をシームレスに編集可能としている。

 G-RAID Studioは2台のリムーバブルHDDを内蔵し、RAID 0/1またはJBODに対応。データ転送速度は360MB/s。2K/4K動画ストリーミングや高精細写真の編集などの利用を想定する。

(中林暁)