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サッカーW杯も4K放送へ。新藤総務大臣が言及

 6月2日から124/128度CS放送を使って実施される4K試験放送において、6月12日開幕サッカー「2014 FIFAワールドカップ」(W杯)の試合も4K放送を行なう可能性が高くなってきた。5月20日の閣議後会見で新藤総務大臣が明らかにした。

「Channel4K」のロゴマーク

 4Kテレビ試験放送は、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が、6月2日13時からスカパーJSATの124/128度CS放送で実施。チャンネル名は「Channel4K」で、対応機器を持っていれば、無料で視聴できる。当初は1日6時間程度、13時から19時まで実施する予定。

シャープ、AQUOS UD20/AQUOS 4Kレコーダー発表会における4K試験放送受信デモ

 放送内容は、フォーラム加盟の放送局各社が制作した音楽ライブや紀行、スポーツ番組等の4K番組を予定しているが、「6月から始まるサッカーのワールドカップの試合において、4Kで放送ができるように、今、関係者間で最終の調整中。調整がつき次第、NextTVフォーラムの方から公表される」(新藤総務大臣)という。

 4K試験放送は124/128度CS放送のチャンネル「502」で実施。3,840×2,160ドットの4K60pで、映像圧縮はHEVCを採用する。

 視聴のためには、「4K放送に対応したテレビ」、「4K対応テレビの内、Channel4K対応受信機の出力に対応した HDMI入力(HDCP 2.2/HDMI 2.0)があるテレビ」、「Channel4K対応受信機と、スカパー!ICカード」、「HDMIケーブル(カテゴリ2)」、「124/128度 CSデジタル放送対応アンテナ」などが必要となる。チューナはシャープから6月25日に「AQUOS 4Kレコーダー(TU-UD1000)」が発売予定。

(臼田勤哉)