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エレクトリ、独SPL製ヘッドフォンアンプの最小モデル「Phonitor mini」。86,000円

 エレクトリは、独SPL製のヘッドフォンアンプ「Phonitor mini(Model 1320)」を7月18日に発売する。価格は86,000円。

Phonitor mini

 SPLのヘッドフォンモニタリングアンプ「Phonitor」シリーズで最小サイズの新モデル。「120Vテクノロジー」や「スピーカーシミュレート機能」などSPLの基幹技術を搭載しながら、よりシンプルな操作性と低価格化を実現したという。ホームスタジオのヘッドフォンアンプとしての利用に加え、オーディオ、モバイルレコーディング/ミキシングなどの用途を想定している。

背面

 入力端子はXLRバランスと、RCAアンバランスを各1系統装備。出力は標準ヘッドフォンが1系統。通常のオーディオ機器に比べ高い電圧で動作する「120Vテクノロジー」により、入力において30dB超のヘッドルームと、130dB以上のダイナミックレンジ、100dB以上のSN比を実現した。最大出力は2W×2ch(300Ω)、1W×2ch(600Ω)。ヘッドフォンの対応インピーダンスは10Ω以上。

 ヘッドフォンで聴きながら音の広がりやバランスを調整する「スピーカーシミュレート機能」も装備。左右のスピーカー相互のレベル差をシミュレートする「Crossfeed」と、左右スピーカーのステレオイメージの広がりを設定する「Angle」、センターの強度を調整する「Center」により、スピーカーからの音の伝わり方を、ヘッドフォンで創り出せるという。

 周波数特性は10Hz~300kHz、歪み率は0.00052%、ダイナミックレンジは133.62dB。消費電力は最大15W。外形寸法は144×257×44mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.03kg。

(中林暁)