ニュース

動画撮影時に赤く光る“ボディライト”採用の一眼レフ「PENTAX K-S1」。約75,000円

 リコーイメージングは、PENTAXのデジタル一眼レフカメラ新モデルとして、LEDによる“ボディライト”を採用した「K-S1」を9月19日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はレンズを同梱しない「ボディキット」が75,000円前後、「レンズキット(DA L18-55mm F3.5-5.6AL付)」が8万円前後、「300Wズームキット(DA L18-55mm F3.5-5.6AL、DA L 55-300mm F4-5.8 ED付)」が10万円前後。ボディカラーはそれぞれブラック、ホワイト、ブルーの3色。レンズのカラーは、レンズキット/300Wズームキットともにブラックとブルーの本体にはブラックのレンズ、ホワイトの本体にはホワイトのレンズを同梱する。

K-S1(ブラック)

 APS-CサイズのCMOSセンサーを備えたデジタル一眼レフカメラ。グリップ部や電源レバー部に備えたLEDが光って動作状態を示す“ボディライト”により直感的な操作が行なえるという点が特徴。電源レバー部のライトは、静止画モード時は緑、動画モード時には赤の点灯に変わる。また、「顔検出アシスト」使用時にはグリップ部のライトの点灯数で検出数を表すなど、視覚的に動作状態が判別しやすくしている。また、ボディの各ライトがイルミネーションのように浮かび上がるデザインとし、「デジタルガジェットとしてのクールな雰囲気を醸し出す」としている。ステレオマイクを内蔵し、ステレオ音声のフルHD動画が撮影可能。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264(MOV)で、1,920×1,080ドットの30p/25p/24pなどで記録できる。

K-S1のホワイト
K-S1のブルー
グリップ部と電源レバー部のLEDが点灯
動画撮影時は電源レバー部が赤く光る

 '13年11月より発売した「K-3」に搭載している「ローパスセレクター」や、ガラスペンタプリズム採用で視野率約100%の光学ファインダー、ボディ内手ぶれ補正、ISO感度51200など、上位機種と同等の性能を持ちながら、小型化も追求。外形寸法は約120×69.5×92.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約558g(バッテリ/SDカード込み)、約498g(本体のみ)。

 有効2,012万画素のCMOSセンサーと映像エンジン「PRIME MII」を搭載。光学ローパスフィルタを省き、解像感を向上。モアレを防ぐために、独自機能の「ローパスセレクター」を搭載。露光中にイメージセンサーユニットをサブピクセル精度の微小駆動をさせることで、光学ローパスフィルタと同様のモアレ軽減効果が得られるという。効果のON/OFFや、強弱の選択も可能。

 カメラ本体に手ぶれ補正機構のSR(Shake Reduction)を内蔵。イメージセンサー部を上下左右と回転方向で動かせるSR機構を活かし、別売GPSユニット「O-GPS1」と組み合わせて簡易天体撮影ができる「アストロトレーサー」機能なども備える。シャッター速度は最高1/6000秒。連写は最高約5.4コマ/秒。

 記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード。別売の無線LAN搭載SDカード「FLUCARD FOR PENTAX 16GB」により、スマートフォンでのレリーズやライブビュー表示、撮影した画像の閲覧、ダウンロードなどが可能。対応スマートフォンはiOS 6以降とAndroid 4.2以降。Eye-Fi連動機能も搭載する。

 上位機と同じコーティングや接眼光学系を採用したガラスプリズムファインダーを搭載。ファインダー倍率は約0.95倍。液晶モニタは92.1万画素。HDMI出力とUSB 2.0端子を備える。バッテリは「D-LI109」で、撮影可能枚数はフラッシュ50%発光で約410枚、フラッシュ発光なしで約480枚。

液晶モニタ側

(中林暁)