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デノン初のDAC内蔵ヘッドフォンアンプ「DA-10」は10月10日発売
(2014/9/19 10:00)
デノンは、同社初のポータブルUSB DAC/ヘッドフォンアンプ「DA-10」の発売日を10月10日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は45,000円前後。
DA-10はデノン初のポータブルヘッドフォンアンプ。7月に製品発表し、10月の発売を予告していたが、発売日が10月10日に決定された。また、9月19日には開発コンセプトやデノンのHi-Fi設計のフィロソフィー、Hi-Fiコンポから継承した技術などを紹介する「DA-10スペシャルサイト」を開設。開発時のエピソードやエンジニアの思いなどを披露する。
小型のボディにデノンのHi-Fiオーディオ設計技術を投入したDSD対応ポータブルUSB DAC/ヘッドフォンアンプ。入力端子はUSB DAC用のUSB(マイクロB)、iPhone/iPod接続用のUSB(USB A)、アナログ音声(ステレオミニ)の3系統を備える。
DACは、DSDが最高5.6MHz、PCM 192kHz/32bit対応の「PCM1795」を搭載。USB DAC利用時にはDSD 5.6MHz(ASIO/DoP)で、PCM 192kHz/24bitまでサポートする。PCはWASAPIに、MacはCore Audioに対応する。iPhone/iPod接続は48kHz/24bitまで。
独自のデータ補完アルゴリズムで、データをハイビット(32bit)/ハイサンプリング処理し、ハイレゾ音源をさらに原音に近づけるという「Advanced AL32 Processing」も搭載する(DSDには非対応)。DACマスタークロックデザインやデュアルクロック、低位相ノイズクリスタル、アシンクロナスモードなどの採用で、低ジッタ化も図っている。
出力は前面のヘッドフォンと背面のLINEでいずれもステレオミニジャック。ヘッドフォン出力は40mW×2ch(32Ω)/18mW×2ch(600Ω)。対応ヘッドフォンインピーダンスは8~600Ω。高速オペアンプやディスクリート電流バッファ回路などを搭載。電源基板も専用基板として、オーディオ回路への干渉を防いでいる。
ハウジングはアルミ製で、ヘアライン仕上げ。ボリュームノブにはアルミ無垢材を採用する。バッテリはリチウムイオン(3,200mAh)で、再生時間はiPod接続時で7時間、AUX接続時で24時間。外形寸法は64×139×29mm(幅×奥行き×高さ)、重量は240g。ポーチやUSB(MicroB)-USB(A)ケーブル(50cm)、Lightning-USBケーブル(10cm)、30pinDock-USBケーブル(10cm)、ステレオミニケーブル(10cm)などが付属する。DA-10の詳細については開発者インタビューでも紹介している。