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オンキヨー、DSD 5.6MHzネットワーク再生対応のCDレシーバ。AKMの新ハイレゾDAC採用
(2014/9/24 15:05)
オンキヨーは、小型オーディオシステム「CRシリーズ」のCDレシーバ最上位モデルとして、DSD 5.6MHzのネットワーク再生も可能な「CR-N765」を10月上旬に発売する。価格は66,000円。カラーはシルバー(S)とブラック(B)を用意する。
また、同製品と組み合わせられるブックシェルフスピーカー「D-112EXT」の新色ブラック(B)も、10月上旬より発売する。価格はペアで46,000円。
DSD 5.6MHzネイティブ再生対応のCDレシーバ「CR-N765」
CDプレーヤーとFM/AMチューナ、最大30W×2ch出力のアンプを搭載した小型オーディオシステム。DLNA 1.5に対応し、PCやNAS(LAN HDD)に保存した楽曲をLAN経由で再生可能。ハイレゾ音源もサポートし、最高192kHz/24bitのWAVやFLAC、96kHz/24bitまでのApple Lossless(ALAC)に加え、新たにDSDのネイティブ再生にも対応。5.6/2.8MHzのDSDを変換せずに、ネットワークまたはUSB経由で再生できる。USBは前面と背面に備え、背面のUSBはDSD 2.8MHzまでの再生となる。
DAC部には、AKM(旭化成エレクトロニクス)のフラッグシップ「VERITA」シリーズのDACチップで、ハイレゾオーディオ向けに開発された「AK4490」を採用。業界トップレベルという低歪特性を実現し、ハイレゾ音源も力強く情報量豊かに再生するという。さらに、ヘッドフォンアンプにはフルディスクリートの「DIDRC」(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)技術を採用。デジタル音楽再生時の“動的ノイズ”を大幅に削減するという技術で、同社のハイエンドオーディオ製品にも搭載されている。
Ethernetを備え、ネットワーク経由でradiko.jpやTuneInなどのインターネットラジオを利用できるほか、iPhone/Androidスマートフォンをワイヤレスリモコンとして利用できる「Onkyo Remote」にも対応する。別売の無線LANアダプタ「UWF-1」や、Bluetoothアダプタ「UBT-1」も接続可能。
3段インバーテッドダーリントン回路や、再生周波数の広帯域化を図るWRAT技術などの高音質化技術も搭載。MP3など圧縮音源の高音質化技術「ミュージックオプティマイザー」や、独自開発の低音増強技術「Phase Matching Bass Boost」も備える。フロントパネルやボリュームノブには、制振性の高いアルミ材を使用する。
USBでiPhone/iPodとデジタル接続(フロントのみ)が行なえ、CR-N765のDACとアンプを使ってより高音質に再生可能。音声入力端子は光/同軸デジタル各1系統と、アナログ(RCA 2ch)3系統。音声出力はアナログ(RCA 2h)1系統とサブウーファプリアウト1系統、ヘッドフォン1系統。スピーカー出力端子は2系統で金メッキ仕上げ。外形寸法は215×331×119mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5kg。リモコンが付属する。
ブックシェルフスピーカー「D-112EXT」のブラックモデル
「D-112EXT」は、リング型振動板やスリット型の前面バスレフダクト「アドバンスドAEROACOUSTIC DRIVE」を備えた2ウェイブックシェルフ型スピーカー。側板は天然木の質感を活かしたリアルウッド突き板仕上げで、新色のブラック(B)は、既存モデル(D)に比べて重厚感のある濃いカラーを採用している。
スピーカーユニットは、3cm径リング型ツイータと10cm径の「N-OMF」ウーファで構成。ツイータ部には独WIMA製のフィルムコンデンサを使用している。ウーファには砲弾型のイコライザを装備する。アコースティックギターと同様の手法で響きをコントロールするという力木(ちからぎ)も採用している。外形寸法は162×271×267mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4.8kg。