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スペック、オイルコンデンサなどアンプと同等の部品を投入したSACDプレーヤー

 スペックは、同社アンプと同じ設計思想を取り入れ、組み合わせに最適というSACDプレーヤー「RMP-888CD」を10月28日に発売する。価格は285,000円。

SACDプレーヤー「RMP-888CD」

 側面にウッドシャーシを配置し、外形寸法は350×360×95mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトに収めており、プリメインアンプの「RSA-888」(350×375×95mm)とベストマッチなプレーヤーとしている。音質設計にあたっても、スペックのアンプをリファレンスとして試聴を繰り返し、組み合わせによる最適な高音質を実現したとする。

 再生可能なディスクは、SACD(2ch)、CD、DSDディスク。USB端子も備えており、USBメモリなどに保存したMP3/AAC/WMAファイルの再生も可能。DACには、192kHz/32bit対応のものを採用している。

 アンプと同等の高音質部品を多数搭載。オイル・コンデンサ、マイカ・コンデンサ、高品質電解コンデンサなどを使う事で、「全帯域にわたる情報量の多さ、解像度の高さ、SN感の良さを達成した」という。

 筐体にはRSA-888と同様のアルミパネルや、ロック付きパワースイッチを装備。側面のウッドシャーシには、スプルース材とカエデ材をハイブリッドで使用している。

付属のリモコン。スペックの対応アンプのボリューム調整も可能

 出力端子は、アナログRCA、光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。周波数特性はCDが2Hz~20kHz、SACDが2Hz~50kHz。SN比は117dB。ダイナミックレンジはCDが100dB、SACDが108dB。重量は7kg。消費電力は38W(待機時0.45W)。

 リモコンを同梱しており、組み合わせたスペックのアンプ(RSA-F11/RSA-F1/RSA-M5/RSA-M1/RSA-V1DT/RSA-V1/RSA-888)のボリューム操作が可能。リモコンの「PURE」ボタンを押すと、デジタル音声出力系が遮断され、より高音質なアナログ出力が可能になる。

(山崎健太郎)