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アイ・オー、リモート接続強化した高速転送/DTCP-IP対応NAS

 アイ・オー・データ機器は、約90MB/秒の高速転送が可能なNAS(LAN HDD)「LAN DISK A」シリーズを11月中旬に発売。1ドライブの「HDL-ARシリーズ」と、ミラーリング対応で2ドライブの「HDL2-ARシリーズ」をラインナップする。価格は、1ドライブの2TBモデル「HDL-A2.0R」が26,600円、3TB「HDL-A3.0R」が35,500円。2ドライブで2TBの「HDL2-A2.0R」が33,300円、4TB「HDL2-A4.0R」が43,300円、6TB「HDL2-A6.0R」が57,900円。

HDR-ARシリーズ
HDL2-ARシリーズ

 高速CPU採用により転送速度約90MB/秒を実現し、動画ファイルなどの大容量データも素早く転送可能なNAS。DTCP-IPに対応し、録画対応テレビからダビングした番組を、ホームネットワーク内のDTCP-IP対応テレビ/スマートフォンで視聴可能。また、DTCP-IP対応レコーダを使って録画番組をBD/DVDにムーブすることもできる。

 外出先のスマホやパソコンから、インターネット経由でファイルのやり取りが行なえる「Remote Link 3」を搭載。iOS/Android用アプリ「Remote Link Files」を使い、自宅のNAS内のデータをスマホにダウンロードしたり、スマホで撮影した写真や動画をNASにアップロードできる。

 アプリから付属のQRコードを読みこんでNASのネットワーク設定が可能で、マンション契約や多段ルータ環境など、グローバルIPアドレスが割り当てられない環境でも簡単に接続設定が行なえるという。

 2ドライブのHDL2-ARシリーズは、2つのHDDに同じデータを書込むミラーリングに対応し、片方のHDDが故障した場合もデータを保護できる。

 パソコンのNASとして利用する際の対応OSは、Windows Vista/7/8/8.1とMac OS X 10.5~10.9。Ethernet端子のほか、USBを2系統装備する。電源はACアダプタを使用し、消費電力はHDR-ARが最大36W/平均17W、HDL2-ARが同48W/23W。外形寸法/重量は、HDR-ARが45×138×168mm(幅×奥行き×高さ)/約1.2kg。HDL2-ARが90×135×176mm(同)/約2.2kg。

(一條徹)