ニュース

バッファロー、リモート視聴対応の録画NAS「MyBox」。Windowsタブレット対応

 バッファローは、外出先からの録画番組視聴機能を強化したNAS(LAN HDD)「リンクステーション MyBox(LS411DXシリーズ)」を12月中旬より発売する。2TBの「LS411D0201X」と、3TBの「LS411D0301X」、4TB「LS411D0401X」の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は2TBが34,800円前後、3TBが42,800円前後、4TBが54,800円前後。

リンクステーション MyBox(LS411DXシリーズ)

 2013年7月発売のLS410DXシリーズの後継機種となり、DTCP+などの外出先からの録画番組視聴機能を強化した点が特徴。デジタルライフ推進協会(DLPA)の定めた「DLPAリモートアクセスガイドライン 2.0」に対応したことで、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が定めた「リモート視聴要件(NEXTVF TR-0001)」に準拠し、対応機器間での異なるメーカー間での互換性を向上した。

 DTCP-IP対応のNASで、DTCP+に対応。レコーダやテレビなどで録画した番組を、MyBoxに自動ダビングすることで、宅内や外出先から、スマートフォンやタブレットを使った録画番組視聴や音楽再生が可能になる。

 DLPA 2.0対応のアプリとして、デジオンが「DiXiM Play SE」を提供する。従来のDiXiM Digital TV for iOSは、iOS版のみで、Androidは一部スマートフォンのプリインストールに限定されていたが、DiXiM Play SEは、iOS版のほか、Android版、Windows 8.1版(ストアアプリ)も提供される。MyBoxの購入者には、各OS向けに1つづつのライセンスが付与される。追加ライセンスはアプリ内で購入する形となる。対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 7.0.4以降、Windows 8.1。

 MyBoxは、自動ダビング(DTCP-IPダビング)に対応し、同一ネットワーク内の対応レコーダから自動的に番組を取得できる。また、トランスコーダも内蔵し、レコーダ等からのダビング時に録画データを自動圧縮し、保存容量を節約できる。

正面から見たところ
背面

 本体設定や録画番組のダビングなどは、スマートフォン/タブレット用の新アプリ「MyBox設定」から行なうため、PCを使わずにMyBoxの利用開始や運用が可能となる。

 なお、映像配信に特化して製品企画したため、従来のLS410DXシリーズで備えていた「Webアクセス」機能やUSB DAC連携機能などは省略されている。

 本体前面にはUSB端子を装備。デジタルカメラやビデオカメラの写真や動画をMyBoxにワンボタンで取り込める。また、今後のアップデートで、家庭用ビデオカメラ(AVCHD)の映像配信に対応する他、VDMS(仮想DMS)機能で家じゅうのサーバー上のコンテンツを一括管理したり、外出先のスマートフォン撮影画像を自宅のMyBoxにアップロードする機能、外出先から、宅内のMyBoxの設定変更やダビング操作などの機能を追加予定としている。

 外形寸法は45×205×127.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.3kg。消費電力は最大24W。

(臼田勤哉)