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NexTV-Fリモート視聴を含む「DLPAガイドライン 2.0」策定

リモート視聴の接続性向上へ。NASやアプリが順次対応

 デジタルライフ推進協会(DLPA)は5日、外出先から自宅にあるNAS(ネットワークHDD)に保存した録画番組や、テレビやレコーダに録画した番組や放送中のテレビ番組をリモート配信/視聴できる共通仕様「DLPAリモートアクセスガイドライン 2.0」を策定した。

DLPAロゴ

 DLPAリモートアクセスガイドラインは、外出先から自宅にあるデジタル放送録画番組を保存したNASにアクセスして視聴可能にする機能についての共通仕様をまとめたもの。従来の1.0からの強化点として、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)が策定した「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件(NEXTVF TR-0001/リモート視聴)」に準拠し、レコーダやテレビなどにおける録画番組や放送中番組のリモート配信と視聴に対応。

 加えて、リモート視聴を、メーカーごとの独自機能として利用するのではなく、異なるメーカー間で相互接続を行なうための共通の技術要件としてガイドライン2.0の利用促進を行なう。同ガイドラインに準拠したハードウェアやソフトウェアが増えることで、メーカーの枠にとらわれることなく、リモート視聴を楽しむ環境が広がるとしている。

 対応製品として、バッファローはDTCP+対応NAS「LS410DXシリーズ」のアップデートを4日から実施。これにより、LS410DXがDLPAリモートアクセスガイドライン 2.0に対応するほか、スカパープレミアムサービス用STB「TZ-WR500P」からの番組ダビング機能「とるダビ」に対応する。

バッファロー「LS410DXシリーズ」

 また、アイ・オー・データのNAS「RECBOX+REMOTE」HVL-ATA/ATシリーズなどもDLPAリモートアクセスガイドライン 2.0に対応するほか、デジオンもiOS用のDTCP-IPプレーヤーアプリ「DiXiM Digital TV iOS」の最新版Ver.4.0.0を5日にApp Storeで公開し、同ガイドライン2.0に準拠した。

(臼田勤哉)